N1
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#1 FALKEN GT-R優勝
1ポイント差ながらシリーズランキングトップに立つ

孤軍奮闘の#31ジャラーナTGCシルビア、惜しくもトラブルによりリタイヤ
スーパー耐久シリーズ第6戦
TIスーパー耐久&F3レース

2001.9.8-9

【予選】

8月に行われた鈴鹿1000kmにデビューした#19 JMC・ADVAN・GT-Rを加え、クラス1は4台のGT-Rによる戦いとなった。GT-R勢で、まずアタックに出たのは#19であったが、前日がTI初走行であった為セッティングが詰めきれていなかった影響もあり、好タイムは記録できず決勝は後方からのスタートとなった。続いてトトムレーシングの#23 トトムFUJITSUBO GTRと#24 JASレインボーGTR ADVANが連なってコースインした。この2台は、3周目にアタックし#23がコースレコードとなる1'37"410を記録しトップに立ち、#24も2位に続いた。

このタイムを確認しアタックに出た#1FALKEN GT-Rであったが、目標とした#23のタイムを上回ることが出来ず、トトムレーシングの2台に割ってはいるのがやっとであった。結果的にクラス1は、シリーズランキング順で決勝スタートを迎えることとなった。

一方3クラスで孤軍奮闘の活躍を見せる#31ジャラーナTGCシルビアは、今シーズン予選では早さを身につけてきた#33 BPビスコガンマRX7等に届かず、クラス4位にとどまった。

正式予選結果
POS. No. CLS Car DRIVER BestTime
1 23 1 トトムFUJITSUBO GTR 砂子/山田 1'37.410
2 1 1 FALKEN GT-R 竹内/田中 1'38.781
3 24 1 JASレインボーGT-R ADVAN 橋澤/吉冨 1'38.920
4 33 3 BPビスコガンマRX-7 三好/大井 1'39.876
5 11 2 三菱PUMAランサ-EVO VII 中谷/木下(隆) 1'40.355
6 26 2 エンドレスアドバンGMSランサー 村田/小暮/碓井 1'41.303
14 19 1 JMC・ADVAN・GT-R 輿水/関 1'42.882
20 31 3 ジャラーナTGCシルビア 小林/玉本 1'43.356
【決勝】109LAP(400km)

スターティンググリッドについた各車は、予選同様残暑の強い日差しを浴びながらスタートを待った。

13:20スタートが切られると、序盤はスターティンググリッド順のまま上位3台のGT-R勢が後続を引き離していった。

しかし、15周を過ぎた頃から#1のラップタイムが徐々に落ち始め、27周目には#24が#1をパスし2位に上がった。3位に退いた#1であったが、どうにか#23、#24についていき上位3台の争いは続いた。

400kmで争われる今回のレースで、2回の給油が必要となるGT-R勢の各チームのピットタイミングの作戦が注目される中で、まず33周目にピットに戻ってきたのは#24であった。

逆に46周目まで我慢の走行を続けた#1は、ピット作業終了後僅かではあるがトップを走行する#23を上回るラップタイムで走行しその差を徐々に詰めていった。しかし、#1がトップに立てたのは、#23が2回目のピット作業をのためにピットインした時であった。

この2回目のピットインの前から#23は駆動系トラブルを抱えており、ピット作業時にその原因を見つけ出すことが出来なかったため、その後はペースを上げずに慎重な走行を続けるけるしかなかった。このため、#1が2回目のピットインまでにかせいだ#23に対するマージンは、約1分7秒まで広がった。

しかし、このタイム差では、#1が2回目のピットインでタイヤ交換を行えば再び#23がトップに立つこととなる。#1は、給油中にタイヤの磨耗を確認し、タイヤ交換無しにコースに戻る作戦を取った。これにより、#1は20秒以上のマージンを持ったままコースに戻ることが出来た。そして残り16周、#1は#23に対するマージンを保ったまま確実に走行を続けトップでチェッカーを受けた。これにより#1は、1ポイント差ながらシリーズランキングトップに立つこととなった。

一方、シリーズ初参戦となった#19は、駆動系トラブルを抱えながらも無事完走し、次戦での活躍に期待をつなげる形でレースを終えた。

クラス3では、序盤に先行する#71 Power Magic RX-7を捕らえクラス3位に上がった#31に表彰台獲得の期待がかかったが、惜しくも電装系トラブルが発生し、これによりエンジンを破損してしまいリタイヤすることとなった。

正式決勝結果
POS. No. CLS Car DRIVER Lap Behind
1 1 1 FALKEN GT-R 竹内/田中 109 Leader
2 23 1 トトムFUJITSUBO GTR 砂子/山田 109 -14.686
3 24 1 JASレインボーGT-R ADVAN 橋澤/吉富 108 -1 Lap
4 25 N+ ADVAN ALTEZZA 織戸/飯田 107 -2 Laps
5 10 N+ エンドレスアドバンアルテッツァ 木下(み)/高木 106 -2 Laps
6 15 3 C-WESTアドバンRX-7 尾本/長島 106 -2 Laps
31 19 1 JMC・ADVAN・GT-R 輿水/関 95 -14 Lap
TI Circuit AIDA / 2001.9.9 / Course Length : 3.703Km
■Start Time 13:26:04  ■Finish Time 16:34:42
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