N1
TOP
トトムFUJITSUBO GTR
今期2度目の優勝

クラス3 #31ジャラーナTOPシークシルビア初の表彰台、3位獲得
スーパー耐久シリーズ第3戦
鈴鹿300マイル

2001.5.12-5.13

【予選】

長年GT-Rの独壇場が続いていたクラス1に、この第3戦から、スーパー耐久初参戦となるホンダNSXが加わることとなり、また、GT-Rも1台増えたことにより、クラス1は4台での争いとなった。GT-R勢では、開始10分を過ぎたときに #98 ALTIA REIMAX GTRがコースインしたのを皮切りに、#23トトムFUJITSUBO GTR、#1 FALKEN GT-Rもコースインし互いに牽制しあいながらアタックのタイミングを見計らっていた。

まずアタックを行ったのは、#98で、これに続いて #23、#1もアタックラップに入った。各車1回目のアタックを行った時点で、#23がトップに立ち、#1、#98と続いた。その後、更にタイムアップを行えたのは#23だけであり、ポールポジションは#23が獲得した。

前日の練習走行で、#1 が非公式ながらコースレコードを上回るタイムをマークしていたこともあり、予選で正式にコースレコードを更新することが期待されたが、決勝を見据えたタイヤ選択などにより残念ながら、レコード更新とはならなかった。

なお、GT-Rの新しいライバルとなった #28 アメリカンレーシングNSXは、初参戦で力を発揮しきれず下位に沈んだ。

クラス3では、2戦連続での予選トップが期待された #31ジャラーナTOPシークシルビアであったが、トップの#71 Power Magic RX-7に0.084秒届かず、惜しくもクラス2位となった。

正式予選結果
POS. No. CLS Car DRIVER BestTime
1 23 1 トトムFUJITSUBO GTR 砂子/山田 2'17.276
2 1 1 FALKEN GT-R 竹内/田中 2'18.226
3 98 1 ALTIA REIMAX GTR 粕谷/川越 2'18.520
4 26 2 エンドレス.アドバン.GMSランサー 村田/小暮/碓井 2'20.611
5 11 2 三菱PUMAランサ-EVO VII 中谷/木下(隆) 2'21.320
6 20 2 RSオガワADVANランサー 小川/福山/伊藤 2'21.352
8 31 3 ジャラーナTOPシークシルビア 小林/たまもと 2'21.561
【決勝】82LAP(480km)

'99年'00年と200マイルで争われていた鈴鹿のスーパー耐久であったが、今年は300マイル(480km)の長丁場のレースとして開催された。

スタート直後の1コーナーで#23のインをさし#1がトップに立つが、5周目のシケイン飛び込みで#23が前に出る、さらに、次のストレートでは#1がスリップストリームを使い2台は並んで1コーナーに進入、ここでインにつけていた#1がトップを奪い返した。スプリントレースを思わせるこの2台の戦いは、テールツーノーズの状態のまま続き、10周目のシケインで再び#23が#1をさしトップに立った。

この激しいトップ争いにペースを乱されることなく、3位につけ順調に周回を重ねていた#98であったが、14周目に突然のトラブルによりピットインを余儀なくされた。

トラブルはドライブシャフトに発生しており、交換しコースに戻ったが、先行する2台のGT-Rからは大きく遅れをとり、優勝争いは、#23と#1にしぼられることとなった。そしてこの2台は、序盤のバトルに続き、耐久レースの見どころでもあるピット作業でも観衆をわかせた。

27周目に2台とも1回目のピットイン。この時ピットには、他の車両はほとんど無く4番ピットと22番ピットでほぼ動じに行われている作業は、ピットでのトップ争いであり、メインスタンドの観衆は、コース上からピットへ目を奪われることとなった。

ここで若干早く作業を終え#23との差を縮めた#1であったが、コースに戻ると#23を上回るラップタイムはなかなか刻めず、じわじわと離されていった。

#23と#1の2回目のピット作業は、55周目と56周目に行なわれた。このピットストップの前までに、#23と#1の差は約50秒に広がっていた。

#1は、最後の逆転を目指し、摩耗が厳しいことを承知の上でソフトタイヤを装着しコースに戻り、自身の予選タイムを上回るファーステストラップを記録しながら#23との差を毎周1秒以上削り取る追い上げを見せたが、やはり、このハイペースでの走行を維持することはできず、#23が逃げ切り今期2勝目を勝ち取った。

また、#98は、レース終了間際にNSXを捕らえクラス3位を獲得した。一方、クラス3では、予選の時のトラブルを解消し、後方からハイペースで追い上げてきた#33 BPビスコガンマRX-7が12周目にはクラストップに立った。

#31は、この#33に続き終盤まで2位をキープして順調に周回を重ねたが、74周目に行なった給油の為のピットストップの間に#27 WAKO'S BMW M3に先行されてしまう。これにより3位とはなってしまったが、見事初の表彰台に上った。

正式決勝結果
POS. No. CLS Car DRIVER Lap Gap
1 23 1 トトムFUJITSUBO GTR 砂子/山田 82 3:15'45.499
2 1 1 FALKEN GT-R 竹内/田中 82 3:16'19.585
3 11 2 三菱PUMAランサ-EVO VII 中谷/木下(隆) 80 3:15'46.142
4 33 3 BPビスコガンマRX-7 三好/大井 80 3:15'54.844
5 25 N+ ADVAN ALTEZZA 織戸/飯田 80 3:16'22.486
6 27 3 WAKO'S BMW M3 長島/牧口/小林 80 3:17'29.953
9 31 3 ジャラーナTOPシークシルビア 小林/たまもと 80 3:17'58.738
27 98 1 ALTIA REIMAX GTR 粕谷/川越 71 3:17'20.465
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