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大波乱の開幕戦 #23トトム FUJITSUBO GT-Rが優勝を飾る
スーパー耐久シリーズ第1戦
CP MINE スーパー耐久500kmレース

2001.3.31-4.1

【予選】

練習走行中までの雨模様とはうってかわり、急速に回復したDRYコンディションの中予選が行われた。今回は車両準備が間に合わずキャンセルしたチームも多く、総エントリーこそ30台あったものの、1クラスはGT-R2台という参加状況であった。

1クラスでは、まず#23トトムFUJITSUBO GT-Rがコースインし、2ndドライバーのクオリファイを終わらせた。#1FALKEN GT-Rはいつものように残り25分の時点でコースインし、アタックに入った。

ところが思ったほどタイムが伸びず、昨年自分が出したコースレコード1'32”647に対し1秒近く遅い1'33"641のタイムで2ndドライバーに交代した。

続いて2ndドライバーのクオリファイを早々に終わらせていた#23が残り15分でアタックに入った。今シーズンより車両メンテチーム及びタイヤメーカーを変更し、昨年のリベンジに燃える#23は、コースレコードには僅かに届かなかったものの、1'32"671のタイムを叩き出し、この時点でトップに立った。

昨年の王者#1も面子にかけてポールを奪取すべく終了時間ぎりぎりまでアタックを繰り返したが、僅かにタイムは縮めるものの#23には届かず、2位に終わった。

正式予選結果
POS. No. CLS Car DRIVER BestTime
1 23 1 トトムFUJITSUBO GTR 砂子/山田 1'32.671
2 1 1 FALKEN GT-R 竹内/田中 1'33.416
3 11 2 三菱PUMAランサ-EVO VII 中谷/木下(隆) 1'33.643
4 20 2 RSオガワADVANランサー 小川/福山/伊藤 1'34.096
5 71 3 PowerMagiC RX-7 関根/田畑/藤島 1'36.647
6 6 2 ファルケン・ランサ-EVO VI 冨桝/柳生 1'36.714
【決勝】155LAP

ようやく春らしい日差しが差す中決勝レースがスタートした。予選こそ不調であったが、朝のフリー走行で非公式ながらコースレコードを更新した#1FALKEN GT-Rが序盤好調な滑り出しを見せ、3ラップ目に#23トトム FUJITSUBO GT-Rを捕らえトップに立った。その後#1と#23が3位以下を1周1〜2秒引き離しながらトップ争いを展開していった。

レースが動いたのは42ラップ目、タイヤの磨耗が厳しく3回ピット作戦を取った#1が早めのピットインをおこなったため、2ストップに勝負をかける#23が再びトップの座を奪い返した。その後55ラップ目に#23が1回目のルーティンストップを、81ラップ目に#1が2回目のルーティンストップを行った。

順調かに思えたGT-R勢に異変が起こったのは93ラップ目、#1のバッテリー充電系にトラブルが発生し、ピットにたどり着くことなくエンジンストップしてしまった。さらに孤軍奮闘となった#23は予定通り108ラップ目に最後のピットストップを行ったが、その時左前のハブガタが発見され急遽ハブ交換を行った。これでピットアウトした時には1ラップ遅れの6位まで後退してしまった。

その後コースに復帰した#23は、前走車に対し1周3〜4秒早いペースで猛然と追い上げ、ついに138ラップ目に逆転トップに返り咲き、そのまま逃げ切り大波乱の開幕戦を制した。

正式決勝結果
POS. No. CLS Car DRIVER Lap Gap
1 23 1 トトムFUJITSUBO GTR 砂子/山田 155 4:19'38.782
2 2 2 アイフェルダンロップインプレッサ 渋谷/清水/吉田 155 4:20'42.741
3 27 3 WAKO'S BMW M3 長島/牧口/小林 154 1 laps
4 25 N+ ADVAN ALTEZZA 織戸/飯田 154 1 laps
5 4 N+ REDLINE ALTEZZA 谷口/松本 153 2 laps
6 33 2 BPビスコガンマRX-7 三好/大井 153 2 laps
1 1 FALKEN GT-R 竹内/田中 90
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