JGTCシリーズの最終戦「CP MINE GT RACE」が、11月11日(日)に山口県のCP MINEサーキットで開催され、ニスモからエントリーのペンズオイル ゼクセルGT-Rが2位表彰台、また、ザナヴィ ヒロトGT-Rも6位に入賞し、ニスモは2001年JGTCシリーズのチームチャンピオンに輝いた。
午後2時、決勝スタートの前に1周のパレードラップと1周のフォーメイションラップでいよいよ決勝レースがスタートした。
2列目アウト側の4番手からスタートした#22ザナヴィ ヒロトGT-Rは、スタート時に#6エッソウルトラフロースープラに先行され、序盤を5位で周回することとなった。
ミハエル・クルムは先行車の隙を突こうと我慢の走行を強いられ、14周目には周回遅れの車両をパスする際に行き場を失って後ろにつけていた僚友の#23ペンズオイル ゼクセルGT-Rに先行させることに。序盤の我慢がたたったかタイヤの消耗が予想以上に早く、23周目に#39デンソーサードスープラに6番手を譲ると、タイヤ交換のため30周目にピットインした。
一方、11番手スタートの#23ペンズオイル ゼクセルGT-Rは、エリック・コマスが好スタートを切って7番手を確保。13周目に#22をパスすると、翌周に#6を捕らえ、23周目にはついに3位にまでポジションアップ。さらに#18TAKATA童夢NSXと激しい2位争いを展開するなど、快進撃を続けた。
38周目にトップの#30綜警マクラーレンGT-Rがピットインしたため暫定1位となり、41周目にピットインするまで首位を走行した。
2位でレースに戻った影山正美もアグレッシブなドライビングで後半を周回。3位以下を寄せ付けずレースリーダーの#30を追い続けた。
しかし、#30は安定した速さで逃げ、76周目のチェッカーフラッグをトップで駆け抜けた。影山は9.4秒差の2位。前戦の鈴鹿に続いて2戦連続の表彰台でシリーズの有終の美を飾った。
ドライバー交代後、5番手でレースに戻った#22の田中哲也は、#12カルソニックスカイラインにポジションを譲るもののコンスタントにラップを刻み続け、終盤の69周目に#12を抜き返して5位に。しかしゴール直前に再び6位となって、そのままフィニッシュラインをクロスした。
惜しくもドライバーチャンピオンは取れなかったものの、ニスモは2台揃って入賞を果たし、チームポイント首位を獲得した。