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Round 6
SUZUKA GT300km
10.27 sat -28 sun / SUZUKA CIRCUIT


#23ペンズオイルゼクセルGT-R3位ポディウム

#3ユニシアジェックスシルビアもGT300 2位獲得!


今回参戦した日産車
GT500 クラス
#12TEAM IMPUL星野一義 / 本山哲カルソニックスカイライン
#22NISMOミハエル・クルム / 田中哲也ザナヴィ ヒロトGT−R
#23NISMOエリック・コマス / 影山正美ペンズオイル ゼクセルGT−R
GT300 クラス
#3ハセミ・モータースポーツ井出有治 / 柳田真孝ユニシアジェックスシルビア
#51AUTO STAFF RACING尾本直史 / 山本泰吉C-WESTレッツォADVANシルビア
#81TEAM DAISHIN大八木信行 / 青木孝行ダイシンADVANシルビア


予選(10月27日)
爽やかな晴天となったJGTC鈴鹿ラウンド。27日朝10時50分に始まった予選1回目は、最初のGT500の走行枠、開始7分でいきなり#23ペンズオイルゼクセルGT-Rのエリック・コマスが、1分59秒437のコースレコードをマーク。しかしS字でクラッシュした#100NSXを排除するために9分間の赤旗中断。赤旗解除後は10分しか残っておらず、激しいアタック合戦が予想された。

11時19分からのGT300の走行枠では、MR-Sがスリップストリームを使い合いながらアタック。#0MR-Sがコースレコードの2分10秒285を出してトップ。また#31、#86、#71とMR-Sがトップ4を独占した。しかしこの枠でも#360フェラーリが1コーナーでコースアウトして、これを排除するために7分間セッションが中断した。セッション再開後は#81ダイシンADVANシルビアの青木孝行が4番手に食い込み、直後に#3ユニシアジェックスシルビアの井出有治が2分10秒402で2番手、#7RX-7が3番手のタイムをマークしてセッションが終了した。#81シルビアは結局5番手に。また#51C-WESTレッツオADVANシルビアは14番手にとどまった。

予選2回目は午後3時30分からスタート。最初の20分間の混走枠終了後、GT300の20分間のアタックに。残り10分を切ってから#7RX-7が2番手のタイムをマーク。残り6分で#81シルビアの青木が2分10秒263のタイムでトップを奪う。青木はもう1周アタックを続け、途中ヘアピンでミスをしながらもタイムを短縮。2分10秒158でポールポジションを獲得した。また#3シルビアの井出も2分10秒333にタイムアップし4番手を獲得。#51シルビアは17番手となった。

最後の20分間はGT500の予選枠。開始早々予選1回目トップの#1NSXがアタックに入った周の2コーナーでスピンアウト。しかし残り2分で1分58秒528にタイムを縮めてポール獲得かにみえた。しかし直後、#8NSXが1分58秒290で逆転PP獲得。#12GT-Rは他車両がソフトタイヤを選択する中、硬めのミディアムタイヤをチョイスしながらも4番手に。#22GT-Rは8番手、#23GT-Rは予選1回目にパンクに見舞われたために残ったタイヤが1セットしかなく、満足なアタックができず12番手となった。


決勝(10月28日)
決勝日は朝から時おり小雨が落ちるような曇天。天気予報でも雨の降る確率は高い。決勝スタート直前もパラパラと雨が落ち、いつ天気が崩れてもおかしくない状態。隊列が整わなかったためパレードラップのまま2周を終えて、決勝はスタート。ホールショットを奪った#6スープラ、#8NSX、#1NSXに続き、#22GT-Rのクルムが4番手、#23GT-Rのコマスが5番手にジャンプアップ。#12GT-Rの星野はスタート直後の混乱に巻き込まれ12番手にドロップしてしまった。

9周目のスプーンカーブでトップの2台が接触してトップの#6スープラはコースアウト。この混乱で行き場を失った#22GT-Rはポジションを下げ、その周のシケインで他車に追突されスピン。さらに別の車両とも接触してエンジンが止まってしまい、大きく順位を落とすことになった。代わって#23GT-Rが3位に、また#12GT-Rは10番手に。16周目、#23GT-Rはコース上のオイルに乗り5番手まで順位を落とすがすぐ4番手に上がり前を追った。

いっぽう#12GT-Rは、ジャンプスタートにより10秒間ストップというペナルティを受けることになった。22周目に#23GT-Rはルーティンのピットインを行い6番手で復帰。29周で#22GT-Rもピットイン。上位陣のピット作業がひと段落後、#23GT-Rの影山は4番手、#22GT-Rの田中は10番手、そして#12GT-Rの本山は11番手につけた。そして終盤、3番手を走行していた#36スープラがペースダウンしたこともあり#23GT-Rは3番手に順位を上げてゴール。結果的には予選12番手から9台抜きで表彰台に立った。#22GT-Rは8位でゴールして3点を追加。非常に厳しいとはいえ、チャンピオン争いに残ることができた。#12GT-Rは11位でレースを終えた。


GT300では、ポールシッターの#81シルビアの青木が重いマシンを操りトップを守ったが、2周目の1コーナーで#0MR-Sに、13周目には#31MR-Sにかわされ3番手に。そしてその周のデグナーカーブでGT500車両の#18NSXに接触されスピンを喫したところへ#21マクラーレンに追突され大きなダメージを受けた。チャンピオン争いをする#81シルビアはピットに戻って復旧作業を試みたが、大八木がコースを1周したものの異音もしたためレースを断念することになった。#51シルビアの尾本は8周目のシケインでスピンして順位を落とした。#3シルビアは井出は4番手を走行していたが、15周目のデグナーカーブでトップの2台がスピンアウトしたために2番手に、さらに20周目にトップの#77インプレッサがピットインしたためにトップに浮上した。26周目にはピットインして柳田に交代したがトップをキープ。#77インプレッサのリタイアもあり2番手の#86MR-Sに30秒以上の差をつけて独走状態にあった。ところがレースも残り4周を切った時点で、#3シルビアに対しペナルティの旗が掲出。序盤11周のシケインで他車両とのアクシデントに巻き込まれフロントのエアジャッキのコックが壊れており、ピット作業の際にジャッキアップが上がらない状態で給油をしてしまったためだった。#3シルビアの柳田は10秒間ストップのペナルティを受けてコース復帰したが、2番手にポジションダウン。目前のシリーズ初優勝を逃してしまった。また#51シルビアは14位でチェッカーを受けた。



#23 エリック・コマス
「12番手スタートで3位だったので、うれしいです。正美が硬いタイヤで後半頑張ってくれたのも大きかったです。今日は父が初来日でレースを見ていてくれたので、喜びはいっそうです」

#22 ミハエル・クルム
「悔しいけど仕方ないね。シケインの手前でブレーキング中に後ろからドンと来て、ギャッとスピンしてしまった。何が起きたか分からないし何もコントロールできない状態でした」

#12 本山哲
「ペナルティを取られたし結果は仕方ないね。レースはいい時も悪い時もある。次のMINEは去年勝ってゲンのいいところなので頑張ります」

#3 井出有治
「目の前でいろいろありすぎ。うちのクルマはストレートが遅くて集団の中から抜け出せませんでした。GT500とGT300の絡みが結構あったし、自分としてはタイヤを労わって冷静に走りました」

#81 青木孝行
「見てのとおりです。#18NSXにぶつけられてスピンしたところに#21マクラーレンが避けきれずに突っ込んできました。最近アクシデントが問題になっていますが、また起こったという感じです」

#51 山本泰吉
「序盤のスピンもありましたけど、何とか完走したという感じです。今回はウミを出し切ったということで、次は僕が育ったMINEなので頑張ります。それしかない!」


三重県 鈴鹿サーキット 1周=5.85913km
出走39台(GT500 18台、GT300 21台)
曇り時々晴れ/ドライ 観衆:3万人(28日)
次回第7戦(最終戦)は11/10〜11、MINEサーキットで行われます。
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