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Round 5
MOTEGI GT CHAMPION RACE
9.16 sun / TWIN RING MOTEGI


カルソニックスカイラインが3位表彰台

ダイシンシルビア4位で単独ポイントリーダーに


今回参戦した日産車
GT500 クラス
#12TEAM IMPUL星野一義 / 本山哲カルソニックスカイライン
#22NISMOミハエル・クルム / 田中哲也ザナヴィ ヒロトGT−R
#23NISMOエリック・コマス / 影山正美ペンズオイル ゼクセルGT−R
GT300 クラス
#3ハセミ・モータースポーツ井出有治 / 柳田真孝ユニシアジェックスシルビア
#51AUTO STAFF RACING尾本直史 / 山本泰吉C-WESTレッツォADVANシルビア
#81TEAM DAISHIN大八木信行 / 青木孝行ダイシンADVANシルビア


全日本GT選手権第5戦は、まだ暑さの残る初秋のツインリンクもてぎ・ロードコースで開催され、カルソニックスカイラインが3位で今季初の表彰台へ。またGT300クラスでは、ダイシンシルビアが4位入賞でシリーズポイントランキング単独トップとなった。

蒸し暑い15日の予選でポールポジションを獲得したのは、#64 Mobil 1 NSX。このレースからニューボディを投入した#12GT-Rは、予選2回目の突然の雨で満足なアタックができず5番手。前回優勝し60sのハンディウェイトを搭載する#22GT-Rは11番手、予選1回目にエンジントラブルが発生した#23GT-Rは15番手と、決勝の追い上げが期待された。GT300のポールポジションは、2戦連続で#19ウェッズスポーツMR-S。前回優勝し80sのハンディウェイトを搭載する#81シルビアは2番手、70kgのウェイトを積む#3シルビアは3番手と今回も活躍が期待された。そして#51シルビアは13番手というポジションを得た。

4万4000人の観衆が集まった決勝日は、未明まで降った雨は上がったが、気温が上昇して蒸し暑い天気に。63周で争われる決勝レースは14時にスタートが切られた。ところが1周目に#23GT-Rの影山はエンジンにトラブルを抱えピットイン、そのまま電気系のトラブルでリタイアとなってしまった。

一方5位の#12GT-Rの星野は後続を巧みに抑え、ミスを誘発させるレースを展開。#22GT-Rのクルムはペースが上がらず、トップ10に食い込めない苦しいレースになっていた。

中盤の28周目、5番手の#12GT-Rはピットインして本山に交代。#22GT-Rも30周で田中へ交代。35周目には#38スープラがトップに立ちそのまま逃げ切るかに思われたが、残り10周を切った55周目にペースが落ちポジションダウン。2番手に上がった#18NSXがスピン、トップの#1NSXはガス欠でピットインと終盤に大荒れとなった。


最後は、序盤にタイヤのパンクでピットインしてポジションを落とした#64NSXが逆転で結果的にポールtoフィニッシュ。#12GT-Rは3位でチェッカーを受け今季初めての表彰台を獲得した。#22GT-Rは終盤に第1コーナーで前を狙いスピンを喫するも10位で貴重な1ポイントを追加し、シリーズポイント2位を堅持した。

GT300クラスでは、1周目の大混乱時に#3シルビアの柳田が#31MR-Sと接触してポジションダウン。#51シルビアの山本も最終コーナーでスピンを喫して最後尾まで順位を落とした。#81シルビアの青木も重いマシンにてこずり4番手を走行。しかし他車両もトラブルを抱え、中盤には#81シルビアが2位、#3シルビアが4位、そして#51シルビアは11位と各車順位を上げていた。終盤の51周目、第1コーナーで目の前を走っていた車両が突然スピンを喫してしまったために#81シルビアの大八木もこれを避けてスピン、順位を5位に落とした。

これで#3シルビアの井出が3位に上がったが、なんと最終周の最終コーナー手前でガス欠のためストップしてしまい、9位でゴールとなった。#81シルビアは4位となったが、シリーズポイントで同点だった#7RX-7が7位となったために、単独のポイントリーダーに。#51シルビアの尾本は2戦連続の8位でレースを終えた。



#22 田中哲也
「なぜかペースが上げられませんでした。スピンしてしまったのは前の2台のイン側にスペースが開いたと思ったから。でも10位でフィニッシュできてホッとしています」

#23 エリック・コマス
「日本に来て決勝レースで一度もステアリングを握らなかったのは、今回が初めて。ついてないよ。残り2戦は新たな気持ちで頑張ります」

#12 本山哲
「内容はともかく結果が残ってよかった。星野さんが必死で頑張ってる姿を見て、自分も頑張らねばと思った。残り2戦も表彰台に上がれるようなレースにします」

#81 大八木信行
「前でいきなりスピンされて、それを避けようとこちらもスピンした。表彰台は逃したけどクラッシュしなくて良かった。4位は考え方によっては(ハンディウェイトを減らせるので)OKでしょう」

#3 井出有治
「ガス欠です。最後の周の130Rでそんな挙動が出たんですが、何とかチェッカーは受けられるかなと思ったんですが……」

#51 山本泰吉
「序盤にスピンして最後尾から追い上げました。今回もピット作業でうまくいかない部分がありましたが、今後はひとつひとつ順位を上げていきたいです」


栃木県 ツインリンクもてぎ 1周=4.801379km
出走40台(GT500 18台、GT300 22台)
晴れ/ドライ 観衆:4万4000人(16日)
次回第6戦は10/27〜28、鈴鹿サーキットで行われます。
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