朝まで曇りがちだった天気は正午前には晴れ上がり、決勝スタートの14:00には、気温30℃と、真夏のような好天となった。
1周のローリングラップののち、各車一斉にレーシングスピードに移り、63周のレースがスタートした。
ミハエル・クルムが11番手からスタートした#22ザナヴィ ヒロトGT-Rは、中盤の集団にもまれながら、13位で1周目のコントロールラインを通過した。
一方の#23ペンズオイル ゼクセルGT-Rは、影山正美が15番手からスタート。しかし、1周目のコントロールラインを通過せずにピットイン。エンジンにミスファイヤが発生したとのこと。ピットガレージにクルマを引き入れて点検をうけたが、エンジンを降さなければ修復できない個所のハーネスが原因と判断され、修復を中断。14:46に柿元監督がリタイヤ届にサインすることとなった。
一方の#22は、序盤を13位で周回し、6周目に#64モービル1 NSXがスピンアウトすると一時12位に順位を上げるものの、16周目に#36カストロール トムススープラに抜かれて再び13位へ。31周目に田中哲也にドライバーチェンジするため、ピットインした。
田中は、交代後6周目にベストラップタイムの1'52"175を出すなど、リズムよくレースに戻ったかのように見えたが、その後は中位グループの間に入り、なかなかペースアップが果たせない。そして、終盤の60周目に先行する#8ARTA NSXと#33チームUKYO スープラの間を割って入ろうと、第1コーナーで激しいアタックをかけるが、勢いあまってスピン。幸いにも無傷でコースに復帰し、残り周回にトップを走る#1ロックタイト無限NSX、#18TAKATA童夢NSXなど上位車があいついでリタイヤしたため、10位で63周目のチェッカーフラッグを受けた。