公式予選1回目は、時折太陽がのぞくものの、湿度の高い曇天の中、行われた。
ニスモの2台は、そろって予選開始10分後にコースイン。#23ペンズオイル ゼクセルGT-RはE.コマスが、#22ザナヴィ ヒロトGT-RはM.クルムがステアリングを握った。前戦の富士で1-2フィニッシュしているため、#22が60kg、#23が50kgのハンディ・ウェイトを積んでの予選タイムアタックである。
#22は、走行3周目に1'48"654を出して7番手。#23は計測1周目に12番手の記録となる1'49"235を出したが、2周のちに突然水温が上がり、スローダウン。その後エンジンから漏れたオイルに引火。E.コマスは、ファイヤーステーションを探してコース上にストップした。これによって、予選は赤旗中断。そのままGT500専有時間は終了となった。#23が、牽引されてピットに戻ると、エンジン交換の作業がはじめられた。
#23のエンジン交換はGT300との混走時間には間に合わず、#22のみが予選を続行した。M.クルムが1周確認走行したのち田中哲也に交代。田中は合計6周走り、ベストラップは1'51"691であった。