JGTCシリーズの折り返し点、薄曇りながら30℃を超す猛暑の中、第4戦富士レースの公式予選1回目が行われた。
ニスモのGT-R2台は、ともにウェイトハンディなしだが、#23は1150kg車重の大径リストリクター、#22は1100kgの小径と、仕様を変えて予選に臨んだ。
両車ともリアホィールにホイールカバーを取り付け、薄型ウィングを装着するなど、高速コースである富士に合わせたロー・ドラッグスペックである。また、#22のスポンサーであるカストロール社のコーポレイトロゴ変更に伴い、ボディのマーキング、カラーリングが小変更を受けている。
まず行われたGT500の占有時間帯に、#23はエリック・コマスがコースイン。早々に1'25"523のベストラップタイムを記録した。#22も続いてミハエル・クルムがステアリングを握ってタイムアタックに臨み、#23と同様に2ラップ目で1'26"035のベストタイムを出した。ただし、これは参加39台中8番手のタイム。エリック・コマスのタイムは、GT300との混走時間にも破られることがなく、予選1回目のトップタイムとなった。
混走タイムには、#23は影山正美が、#22は田中哲也がクォリファイラップを走行したが、ともに1'28"台を正確に刻んで、決勝レースの安定した走行をシミュレートした。