雨の予選となった午前中のセッションとはうって変わり、午後2回目は曇りながら、ドライコンディションでの予選であった。このため、午前中のタイム、ポジションはまったく塗り替えられることとなった。
予選トップ3にかけられるウェイトハンディを避け、あくまでもチャンピオンシップポイントを着実に積み上げたい「ザナヴィ ヒロトGT-R」は、前日の公開プラクティスでトップタイムをマークしていたミハエル・クルムがコースイン。
予選前半の混走タイムではトップタイムを出しながらも、前日の1'24"280には及ばない。
トラフィックが混んでいたこともあるが、少し不完全燃焼気味の様子であった。途中バトンタッチした田中哲也は、とにかく4番手にこだわる走りを見せた。そして、GT500走行時間には、再びミハエル・クルムがニュータイヤを装着してタイムアタックに臨んだ。ピットアウト後3周目にベストラップタイムの1'25"491を出して4位に。その後もタイムアップに挑んだが、チャンスを見つけられずに予選チェッカーを受けた。
終了間際には、トヨタ勢がコースレコードを更新する怒涛のタイムアタックを連発し、クルムのタイムは6番手となった。
一方、決勝レースが500kmと長丁場で、また天候の回復に伴って路面温度が上昇すると読んだ「ペンズオイル ゼクセルGT-R」はソフトタイヤを選択するチームが多い中、ハードコンパウンドを選択。ドライの予選は、ハードタイヤでの決勝レースモードの走行を繰り返した。ベストラップタイムは1'26"119で17番手であった。