GT選手権初の500kmレースとなるJGTC第2戦「全日本カッチャオ富士GTレース」公式予選1回目は、雨に見舞われ、フルコースウェットコンディションで始まった。
#23「ペンズオイル ゼクセルGT-R」は、エースのエリック・コマスがコースイン。予選開始早々にトップタイムの1'39"874を出した。その後、スピンやコースアウトする車両が続出し、赤旗による予選中断となり、リスタート後に#100 NSXにトップタイムを塗り替えられてしまった。
しかし、GT300走行時間帯を経て、後半の混走タイムにまず影山正美がクォリファイラップをこなし、再びコマスがタイムアタックに臨んだ。この間トップタイムは1'37"987を出した#6スープラに移っていたが、コマスは1'39"050のタイムで2番手タイムを更新。その後2台の車両がそれをまた上回るものの、チェッカーフラッグ直前に約1秒タイムを短縮する1'38"187を記録して2番手のポジションを取り戻した。
一方、開幕戦で4位となった「ザナヴィ ヒロトGT-R」は、まずミハエル・クルムが予選をスタート。ウェイトハンディのつかない4番手を狙ってタイムコントロール走行で周回した。
混走時間となって田中哲也にバトンタッチし、田中も4位狙いのコントロール走行を行ったが、終盤にタイムアップする車両が増えたため、タイムアタック走行にスイッチ。やはり終了間際にクルムのベストタイムである1'41"089を1秒強上回る1'39"754を出して6番手のポジションを手に入れた。