Japan GT Race Malaysian Roundの公式予選1回目は、6月23日(土)午後0:10から行われた。気温は31℃、路面温度は47℃。サーキットには、各チームのキャンペーンガールが到着し、いっそう華やかな雰囲気となってきた。
ニスモチームは、まずコースがクリアな段階で#23ペンズオイル ゼクセルGT-RのE.コマスがコースイン。計測2ラップ目に2'02"277のベストラップを記録するが、タイムアタックのセッティングが完全でない様子であった。7周走行してピットイン。この時点でGT500の占有走行が終了した。ピットガレージではフロントスプリングを交換して、混走時間での走行に備えた。

一方、#23ザナヴィ ヒロトGT-Rは、占有走行時間が半分経過するのを待ってM.クルムがタイムアタックに臨んだ。計測1ラップ目で1'59"971をマーク。昨年のベストタイムを約3秒近く短縮した。コクピットを出たクルムはラップモニターを覗き、「うまくいった。もう少しタイムアップできると思う。」と語った。
GT300との混走時間には、#23はコマスがチェック走行したのち影山正美に交代。途中赤旗中断を経て、リアサスペンションを調整するなど、午後の予選でのタイムアタックでのポジションアップを目指す。
#22は田中哲也がクォリファイを兼ねて慣熟ラップを重ねた。予選では、#22はソフトタイヤを選択。#23はよりハードな仕様のタイヤをチョイスした。
午後4:10からの2回目のセッションでは、#22のM.クルムがGT500占有時間帯終了間際に再びタイムアタック。1回目のタイムをさらに更新する1'59"574を出して、予選ポジション3番手を確定した。一方の#23は2回目のセッション中にもリアサスペンションを交換するなど、セッティングを細かく調整。E.コマスがニュータイヤを装着してタイムアタックに挑んだ。しかし、GT300など多くの車両がスピンなどでトラックを乱していたため、理想的なアタックとはならず、0.5秒タイムアップするにとどまった。