レース前の最後のプラクティス走行時間が、決勝日朝行われるフリー走行だ。各チームともレースを想定し、燃料をフルタンクにしてセッティングの微調整を行う。
16日のフリー走行は、前日夜から降り出した雨の影響で、コースはややウェット。曇り空ながらムシムシする高湿度、そして気温26℃というコンディションであった。
コースがハーフウェットであったため、カットスリックなどを装着しているチームもある中、#23ペンズオイル ゼクセルGT-Rは、影山正美がスリックタイヤで走行をスタート。
トラックがドライに変わっていくに連れて毎周タイムアップ。7周走行してエリック・コマスにバトンタッチした。「この状態だとトラクションが不足ぎみ。まだ、ブレーキングポイントが少し濡れている。トラフィックが多くてタイムは出てないけど、調子いいよ。」と影山。コマスは、途中赤旗中断をはさんで8周走行。ベストラップタイムは1'51"204であった。これは8番手のタイム。
#22ザナヴィ ヒロトGT-Rは、ミハエル・クルムがやはりスリックタイヤでピットアウト。8周走行して、田中哲也に交代した。8月のGT初優勝以来、スーパー耐久レースでも優勝と、波に乗っている田中は、走行7周中の計測ラップをすべて1'51"台で走行。安定感をアピールした。#22のベストタイムは、田中の1'51"295で、10番手であった。
スカイラインのメイン工場である日産自動車栃木工場から多くの社員が、続々とサーキットに駆けつけている。
レーススタートは、14:00だ。