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Round 3
SUGO GT CHAMPIONSHIP
5.26 sat, 27 sun / SPORTSLAND SUGO
混戦の末、日産勢ポイント堅守
不運に妨げられてしまった難所『菅生』

宮城県 スポーツランドSUGO 1周=3.704km
出走36台(GT500 17台、GT300 19台)
天候:曇りのち晴れ/ドライ 観衆:4万7500人(27日)

GT500 クラス
#12TEAM IMPUL本山哲 / 服部尚貴カルソニックスカイライン
#22NISMOミハエル・クルム / 田中哲也ザナヴィ ヒロトGT−R
#23NISMOエリック・コマス / 影山正美ペンズオイル ゼクセルGT−R
GT300 クラス
#3ハセミ・モータースポーツ井出有治 / 柳田真孝ユニシアジェックスシルビア
#51AUTO STAFF RACING尾本直史 / 山本泰吉C-WESTレッツォADVANシルビア
#81TEAM DAISHIN大八木信行 / 青木孝行ダイシンADVANシルビア

 全日本GT選手権第3戦は、新緑の森林に囲まれたスポーツランド菅生で行われた。

 予選では、午前中の1回目には、#23がエリック・コマスの1分20秒009で6位、#22はミハエル・クルムの1分20秒515で11位、#12は本山哲の1分20秒551で12位。GT300では、#3の井出有治の1分27秒250でクラス2位のタイムを記録した。#81は、クラス9位。#51はクラス18位。午後の2回目の予選では、#23のエリック・コマスが1分19秒535で順位を4位にアップ。#22もミハエル・クルムが1分19秒941で10位にポジションを上げた。#12は、本山哲の1分20秒192で13位。GT300では、#3が井出有治の1分26秒988でクラス2位を得た。#81はクラス6位。#51はクラス16位。

 決勝は、やや雲があるものの晴天に恵まれ、残雪の残る蔵王連山も望まれた。気温は21度。路面温度は31度。午後2時30分に、81周の決勝レースがスタート。数台が接触したが#23は、#36 スープラをかわして3位で1周目を終わる。ポールからスタートした#100 NSXは、伊藤大輔が体調を崩している事もあって徐々に順位を落とし、#8 NSX、#36 スープラ、#23 GT−Rの3台で激しいトップ争いが繰り広げられる。GT300でトップを走っていた#71 MR−Sはリアのエンジン部から炎が見えたため、緊急のピットイン。#3がGT300のトップに浮上した。

 20周目、#36 スープラがトップに立ち、#23も約4秒差でトップの2台を追う。 10位を走行していた#22 GT−Rは、27周目に#39 スープラと接触し、右フロントのタイヤをバースト。コースアウトしてグラベルで大量の砂利を拾ってエンジンにトラブルが起きリタイア。

 ほぼ全車がルーティンのピット作業を終えた49周目に#86 AE86がコースアウトして炎上、この消火のためセーフティカーがコースに入った。58周が終わった時点でセーフティカーがコースから外れ、レースが残り22周で再開された。この時点の順位は、#8 NSX、#37 スープラ、#23 GT−R、#36 スープラ。ほぼこの4台によるトップ争いに絞られた。しかし、#23 GT−Rが黄旗追越によるペナルティストップ10秒を受け、残念ながら優勝戦線から脱落。逆に浮上して来たのが、#12 GT−Rでスタートグリッドの13位から9位まで順位を上げる。

 GT300で#3 シルビアはクラストップを守るも#7 RX−7と激しいトップ争いを繰り広げる。残り6周となったトップの75周目にスピンしてコースアウト。右リアの足回りを痛める。柳田は何とかピットまでマシンを戻そうと懸命のドライビング。しかし、最終コーナーで再びコースアウト、この時点でリタイア。残念なレースを落とす。

 #12 GT−Rは粘りの走りで7位で4ポイントを得る。#23 GT−Rは10位でフィニッシュ。GT300の#81 シルビアはクラス4位。#51 シルビアはクラス13位でフィニッシュ。

Round 3
Drivers Ranking
GT500
Pos No Car Driver Point
1 37 マツキヨZENTトムススープラ 山路 慎一 / ワイン・ガードナー 20
2 8 ARTA NSX 土屋 圭市 / 金石 勝智 15
3 8 auセルモスープラ 竹内 浩典 / 立川 祐路 12
4 1 ロックタイト無限NSX 道上 龍 / 光貞 秀俊 10
5 6 エッソウルトラフロー スープラ 脇阪 寿一 / 野田 英樹 8
6 18 TAKATA童夢NSX 加藤 寛規 / セバスチャン・フィリップ 6
7 12 カルソニックスカイライン 本山 哲 / 服部 尚貴 4
8 36 カストロール・トムス・スープラ 黒澤 琢弥 / 土屋 武士 3
9 39 デンソーサードスープラGT ロマン・デュマ / ジェレミー・デュフォア 2
10 23 ペンズオイルゼクセルGT-R エリック・コマス / 影山 正美 1

GT300
Pos No Car Driver Point
1 7 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 山野 哲也 / 松本 晴彦 20
2 910 910ロディオドライブアドバンポルシェ 和田 久 / 砂子 塾長 15
3 77 クスコスバルインプレッサ 小林 且雄 / 谷川 達也 12
4 81 ダイシン シルビア 大八木 信行 / 青木 孝行 10
5 24 スポーツトゥデイタイサンGT3 松田 秀士 / 西澤 和之 8
6 63 レイジュンR&DダンロップGT3R OSAMU / 中川 隆正 6
7 26 シェルタイサンアドバンGT3R 福山 英朗 / 余郷 敦 4
8 11 JIM・メディコム GT3R 井倉 淳一 / 真稀 遊世 3
9 62 R&DスポーツダンロップGT3R 柴原 眞介 / 密山 祥吾 2
10 19 ウェッズスポーツMR-S 田中 実 / 後藤 聡 1

#22 田中哲也
「最低でも完走してポイントを獲得したかった。接触してのアクシデントは残念。ポイントが取れなかったのはくやしい。次からは思いきり戦いたい」

#12 服部尚貴
「このチームで走れたのはとても名誉で自分にもとてもプラスになった。最後に何とかポイントを残していく事ができたけど、これが第1戦でここから始まるくらいだとよかった。これからは星野さんのチームとはライバルになるけどお互いいいレースをしたい。またこのチームで走れるようになれるとうれしいけど」

#12 星野一義
「服部には悪い事をした。本当にお疲れさまと言いたい。今回のことではファンの皆さんに謝りたい。その分、今後のレースを前向きにがんばる。まだまだ、がんばって走るのでヨロシク」

#23 影山正美
「ピットレーンから#1NSXがコースインした所を抜いてしまったが、ポストで黄旗が出ていたため、グリーンフラッグが出る前に#1を先行させた。以前競技長から気付かず黄旗追越してしまったら、戻せばペナルティでないと聞いていたのに・・。優勝を狙えたポジションだったので、とても残念です」

ニスモチーム柿元監督
「優勝に向けて好材料が揃っていたのに、不運に妨げられてしまって残念です。チャンピオンシップ次戦の富士で挽回できるように頑張ります」

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