IRL第6戦 Radisson Indy 200 (Pikes Peak)
ロビー・ビュールが今季最高の3位表彰台

June 17, 2001



1周1マイル、コーナーバンク10度のパイクスピーク・インターナショナルレースウェイ(PPIR)。昨年、エディ・チーバーJr.がインフィニティ初勝利を獲得した場所だ。父の日となったこの日、レースウェイには約3万人のレースファンが詰め掛けた。ここPPIRはマイルハイ=標高1600m以上のところにあり、グランドスタンドを最上階まで登ると頭がくらくらするほど空気が薄い。

4位からスタートしたビュールは、レース序盤で一気に3位にまで上がったが、徐々にハンドリングが強いアンダーステアとなり、後ろは引き離したものの、それ以上の追撃は苦しくなっていた。

一時は2位のSホーニッシュJrとバトルとなるものの再び離されててしまい、そのままフィニッシュ。「とにかくフィニッシュできて良かった。表彰台にも上がったし、これでシーズン後半に弾みがつくと思う」と笑顔で答えていた。

一方、昨年のPPIRのウィナー、E・チ−バーは10位スタートから着実にポジションアップし、5番手まで上がるものの、レース中盤でエンジンの1気筒がスパークしなくなり4速ギアでの走行を強いられてしまう。結局、今季ベストの6位フィニッシュとなったが、未だに、電気系のトラブルに相当手を焼いているようである。

レースは、昨年のシリーズチャンピオンのB・ラジアーが制した。これでキャリア5勝目、今季の初優勝を挙げることとなった。「この勝利は大きいね。多くの地元のファンや息子の前でレースに勝てたからね。サムには最初は離されたけど、最後まであきらめなかったよ。いい車に仕上げてくれたクルーには本当に感謝している。地元で勝てて本当にうれしい。」2位にはポイントリーダーのSホーニッシュJrが入り、ポイントリードをキープ。

次回の舞台はインディレーシング初開催となるリッチモンド・インターナショナルレースウェイ。1周わずか0.75マイルのコースを300周するナイトレースが行われる。

ロビー・ビュールのコメント
「インフィニティエンジンのプログラムは実を結びつつある。エディと私とで今シーズン中に必ず勝つよ。今日は表彰台に載れたし、次は優勝だ。インフィニティモータースポーツのスタッフは今年の初めから良くやってくれている。徐々にではあるが問題をつぶして、着実に進歩しているよ」


Race Result
POS. No. Driver Chassis/Engine/Tyer
1 91 Lazier, Buddy D / O / F
2 4 Hornish Jr, Sam D / O / F
3 24 Buhl, Robbie G / I / F
4 98 Boat, Billy D / O / F
5 88 Dare, Airton G / O / F
6 51 Cheever Jr, Eddie D / I / F
7 21 Giaffone, Felipe G / O / F
8 8 Sharp, Scott D / O / F
9 99 Hearn, Richie D / O / F
10 15 Fisher, Sarah D / O / F

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