IRL第5戦 Casino Magic 500 (Fortworth)
チーバーがレースウィーク最速を記録

June 9, 2001



9日(土)にテキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで、IRL第5戦「カジノマジック500」決勝レースが行われた。

決勝レースに先立って行われた公式予選で、エディ・チーバーの駆るNo.51チーバー・インディ・レーシング・インフィニティが3位、ロビー・ビュールのピュレックス・ドレイヤー&ラインボルド・インフィニティは8位のポジションを獲得した。また、金曜日に行われたファイナルプラクティスで、エディ・チーバーが216.421mphの最速タイムを記録。これがこのレースウィークのトップタイムとなった。

決勝レースでもインフィニティエンジンの2台は、新35Aエンジンの熟成を印象づけた。3番手グリッドからレースをスタートしたチーバーは、3周目までにトップに踊り出、73周目に2回目のコーションラップとなるまでには5秒の差をつけてレースをリードした。また、8番手スタートのロビー・ビュールも好スタートを切り、じりじりとポジションアップ。44周目にはチーバーに続く2位にまで浮上した。これによって、インフィニティ・エンジン搭載車が58周目までの14ラップにわたって1-2体制でレースを支配した。

しかし、200周レースの半分が経過したところで、グレッグ・レイとノーズトゥテールのバトルを展開している時に、チーバー車にフラットタイヤが発生。緊急ピットインを余儀なくされた。これで1周遅れとなるが、先行する16台をパスすべく、残り15周に賭けて猛チャージを開始した。残り10周時点で、再びグレッグ・レイ、スコット・シャープとサイドバイザイドの攻防を繰り広げたが、195周目にグレッグと後続のロビー・マクギーのスピンに巻き込まれてクラッシュ。怪我はないものの、この時点でレーストラックを去ることになってしまった。

一方のロビー・ビュールは、58周目まで2位を快走するものの、電気系トラブルで後退し、21位フィニッシュの記録を残した。

エディ・チーバーJrのコメント
「今日のインフィニティエンジンは、素晴らしかったね。パンクしなければ、いけたと思うよ。だって周回遅れからも力強い走りだったでしょ。勝つのは難しくなかったと思う。メナードエンジンもイルモアエンジンも素晴らしいが、インフィニティもグレートだ。僕は、グレックもスコットも好きだけど、あのドライビングはいただけない。やみくもに突っ込めばいいってわけじゃないよね。正気の沙汰とは思えないよ」


Race Result
POS. No. Driver Chassis/Engine/Tyer
1 8 Sharp, Scott D / O / F
2 4 Hornish Jr, Sam D / O / F
3 21 Giaffone, Felipe G / O / F
4 91 Lazier, Buddy D / O / F
5 11 Beechler, Donnie D / O / F
6 98 Boat, Billy D / O / F
7 14 Salazar, Eliseo D / O / F
8 3 Unser Jr, Al G / O / F
9 77 Lazier, Jaques G / O / F
10 55 Hattori, Shigeaki D / O / F
12 51 Cheever Jr, Eddie D / I / F
21 24 Buhl, Robbie G / I / F

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