IRL第13戦 シェビー500
インフィニティ・エンジン、テキサスでの最終戦に4台出場
ジョニー・ハーバートとグレッグ・レイが加わる

September 6, 2001


9月16日、テキサス・モーター・スピードウェイで行われるインディ・レーシング・シリーズ最終戦に、ロビー・ビュール、エディ・チーバーJrのインフィニティ・エンジン・レギュラー・メンバーに加え、フォーミュラ・ワンのベテラン、ジョニー・ハーバートと1999年インディ・レーシング・チャンピオン、グレッグ・レイが、インフィニティ・インディ35A V8エンジン搭載車で出場する。

「インフィニティ・エンジンで勝負するのに、これ以上のチームとドライバー陣は考えられない」と北米日産インフィニティ部門マーケティング・ディレクター兼モータースポーツ・ディレクター、スティーブ・カイトは語った。「インディ500チャンピオンのエディ・チーバーJrとドレイヤー・アンド・ラインボルド・レーシングのロビー・ビュールによる強力なラインナップに、国際的に人気があり、F1で成功したジョニー・ハーバートと、チャンピオンシップ優勝経験があるグレッグ・レイとA.J.フォイトが加われば、鬼に金棒だ。」

メコム&ラスマン・ファミリーがオーナーのヘリテージ・モータースポーツ・チームから#36 Gフォース・インフィニティ・ファイヤストーンのドライバーとしてエントリーしたジョニー・ハーバートにとっては、今回がオーバル・レース・デビュー戦となる。

英国ブレントウッド出身、37歳のハーバートは2000年のシーズンの終わりに引退するまでF1で12年走り、3度のグランプリ優勝を収めた。1991年にはル・マン24時間で優勝し、今シーズンはアメリカン・ルマン・シリーズに出場している。

テキサス州プラノ出身のグレッグ・レイは、A.J.フォイトがオーナーを務めるテクサン・チームから、#11ハラーズ・フォイト・レーシング・ダラーラ・インフィニティ・ファイヤストーンで1レースのみ出場する。レイはインディ・レーシングで5回優勝、14回のポール・ポジション、そして1999年にはシリーズ・チャンピオンシップ獲得と、輝かしいキャリアを誇る。今シーズンは、8月中旬に休養宣言するまでチーム・メナードから出場しており、第3戦のアトランタ・モーター・スピードウェイで優勝している。

1997年にインディ・レーシング・リーグに参戦したインフィニティは、今年初頭にインフィニティ・インディ・エンジンの新型を導入した。新型35Aエンジンは、#24チーム・ピュレックス・ドレイヤー・アンド・ラインボルド・レーシング・Gフォースのロビー・ビュールが優勝を狙った第4戦インディアナポリス500から、その優勝を射程距離に入れたポテンシャルを発揮し始めた。

7月8日にはカンザス・スピードウェイでエディ・チーバーJrが#51チーバー・インディ・レーシング・ダラーラで優勝。これは、35Aエンジンで初めての、そしてインフィニティとして2度目の優勝となった。優勝したこのレースでは104周に渡ってリードし、その後テキサス、ケンタッキー、セント・ルイス、そしてシカゴでも一時トップを走行した。

「7月のエディの優勝以来、インフィニティ・モータースポーツ・グループにとっては怒涛の頑張りだった」とカイト。「私達は、エンジン開発に力を尽くす一方で、このエンジンを買いたいという多くののチームからアプローチを受けていた。新しいチーム用にエンジン・パッケージを組み立てるのに90日はほしいのだが、リストのトップにあったフォイト・レーシングとヘリテージ・モータースポーツの2チームに対しては、予定よりも早く供給できるように全力を尽くした。」

Copyright © NISMO All Rights Reserved.

BACK