IRL第11戦 ゲートウェイ・インディ250
インフィニティ、ゲートウェイで2台揃ってトップ5入賞
チーバー4位、ビュール5位

August 26, 2001



インディ・レーシング・リーグ初のセントルイス近郊、ゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイ戦で、インフィニティ・エンジン搭載車が2台共トップ5に入賞した。エディ・チーバーJrが4位、ロビー・ビュールが5位でゴール。優勝候補の一角でもあったビュールは、200周レースの内35周をトップで走り、今レース最速の166.487mphをマークした。

#51チーバー・インディ・レーシング・インフィニティのチーバーは堅実な走りを見せ、9番手のスタートから着々と順位を上げていった。一時は3位まで上り詰めたが、残りあと11周というところで「スプラッシュ・アンド・ゴー」給油(少量給油のためのショートピットストップ)のためピット・インした際に4位に後退。7月初旬のカンザス・レースでの優勝以来のシーズン中ベストのリザルトを残し、勝者アル・アンサーJrとわずか4秒差、4位でチェッカー・フラッグを受けることとなった。

ドレイヤー・アンド・ラインボルド・レーシングとロビー・ビュールは給油の作戦で、賭けに出た。3度目のコーション・フラッグが振られている間の133周目に、先頭集団と同じタイミングでピット・インしないというものだった。これでビュールはレース後半のうち、35周をリードすることができた。もし、残り12周のところで黄旗が振られなければ、シーズン初優勝も可能となるはずだった。しかし、エリジオ・サラザールが巻き込まれたアクシデントの際にコーション・フラッグが振られ、チームのリードは帳消し。ビュールは5位でゴールという結果に終わった。彼にとっては今シーズン2度目の5位入賞である。

■エディ・チーバーJr
(9位スタート、4位ゴール)

「僕たちにとっては散々な一日だった。車がうまく動かなくって、スタートの時はもう大変だった。僕なんかクルーにコクピットからつまみ出されて30フィートも吹っ飛ばされたよ。オーウェン(シュナイダー3世。チーフ・メカニック)が良くやってくれて、クルーもすごいピット作業をしてくれたんだ。でも、運転は全然楽じゃないし乗って楽しい仕上がりではなかった。レースは良かった。でも、このレースが終わってくれてホッとしたよ。」

■ロビー・ビュール(14位スタート、5位ゴール。35周リードし、最速ラップをマーク)
「僕らが優勝するものだと思っていた。いいクルーが揃っているし、インフィニティのパワーには満足だ。このエンジンはレースに向けて今週末に火を入れて車に載せたんだけど、リズムが乱れることはなかったよ。でも、今年はいつも何かしら起きて、表彰台に上れない。もし、最後の方であのクラッシュが無ければ、僕らの燃料作戦で、逃げ切れていたはずなんだけどな。がっかりだよ。他の車は2回ピット・ストップしなければならなかったところ、僕らはあともう一回止まるだけでよかったんだ。アル・アンサーJrその必要が無かったけどね。彼は僕らが考えていたより長く持った。でも、あの黄旗さえなければ、僕らは大丈夫だったはずで、彼は残り周回を走りきれなかったと思う。それが作戦だった。今思うと、先頭集団には追いついていたんだから、彼らと一緒にピット・インした方が良かったかも。勝てる車だったしね。でも、『もしも』っていうのが辞書の中で一番大きな言葉だね。」


Race Result
POS. No. Driver Chassis/Engine/Tyer Laps
1 3 Unser Jr, Al G / O / F 200
2 28 Dismore, Mark D / O / F 200
3 4 Hornish Jr, Sam D / O / F 200
4 51 Cheever Jr, Eddie D / I / F 200
5 24 Buhl, Robbie G / I / F 199
6 98 Boat, Billy D / O / F 199
7 35 Ward, Jeff G / O / F 199
8 8 Sharp, Scott D / O / F 199
9 88 Dare, Airton G / O / F 199
10 10 McGehee, Robby D / O / F 197

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