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IRL第1戦 Pennzoil Copper World Indy 200 (Phoenix) レース 新型インフィニテイ35Aエンジンのデビュー戦は11位
March 18, 2001
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![]() アリゾナ州フェニックスインターナショナルスピードウェイで行われたIRL開幕戦で新開発のインフィニティ35Aエンジンがデビューし、同エンジンを搭載するロビー・ビュール(No.24 チーム・ピュレックス・ドレイヤー&ラインボルドレーシング)が11位で完走した。 200ラップで競われたPennzoil Copper World Indy 200レースを8番手でスタートしたビュールは、一時最高6位のポジションを走行したが、操縦性のトラブルに悩まされ、またスピンした車両にはじかれてフロントウィングにダメージを受けるなどの不運が発生し、13戦予定されている本年のインディーレーシングリーグ・ノーザンライトシリーズの開幕戦を11位で終えることとなった。 同様にインフィニティエンジンを載せたエディ・チーバーJr.のNo.51 エクサイト@ホーム・ダラーラは、12位からスタートし、8位までポジションアップ。最終的に2位でフィニッシュしたエリジオ・サラザールに肉薄するものの、134周目にスロットルのトラブルで予定外にピットインし、戻らなくなったスロットルが修復不能と判断され、その場でレースを終えることとなった。
「ほとんどレース中ずっとハンドリングの問題は抱えていたため、中盤の混戦から抜けられなかった。また、他のマシンが右前でペースダウンしたのでノーズを傷つけてしまい、修理のためにピットインせざるを得なかったのが残念だ。インフィニティエンジン車が生き残れたのは幸いだったが、我々は完走を目的にしているわけではない。まだまだやらなければならない課題は多い」 ■エディ・チーバーJrのコメント 「旧型エンジンを搭載していたときから使っていた補機パーツが問題だったようだ。新型エンジンそのものは全く問題なく快調であった。スロットルリンケージが壊れるまでは、サラザールのすぐ後ろを走っていたし、それは良いポジションだったと思う。何がおきたかさっぱりわからなかったね。これからテストを繰り返し、必ずグッドポジションに戻って見せるさ」 ■インフィニティ部門のマーケティング・ダイレクター、スティーブ・カイトのコメント 「勝てないときはいつもガッカリするが、我々は限られたテスト時間にもかかわらず新型エンジンが完走できてほっとしている。新型35Aエンジンは軽量で低重心なので、ハンドリング向上に貢献するはずだ。今回起きたトラブルを克服するため、チームはトラックテストを積み重ねる必要があるが、レース前半に見せたチーバーの競争力を心強く思っている。古いエンジンからのキャリーオーバー部品が彼のレース続行を止めてしまったのは不満だ。このレースで収集した多くのデータは、4月8日のマイアミ・インフィニティ・グランプリの準備に活かされるだろう」
Race Result
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