12月16日、東京・品川区の日産スポーツプラザにおいて、日産モータースポーツ表彰式が開催されました。
マーチ・レース関東シリーズ、マーチ山陽シリーズなどのニッサンワンメイクレースにおいて優秀な成績を残したドライバー、ラリーレイドモンゴルで4輪部門優勝の長谷見昌弘/智之親子、2輪駆動部門でA、Bの2クラスを日産車が制した全日本ラリー優勝クルー、鈴鹿1000kmレースでスーパー耐久クラス優勝のススキレーシングメカニックス、スーパー耐久レースシリーズチャンピオンのFALKEN MOTOR SPORTS with TEAM 5ZIGEN、マレーシアでの全日本GT選手権スペシャルステージで優勝したミハエル・クルム選手、片山右京選手(代理出席)など、本年のモータースポーツシーンで活躍した数多くの日産ドライバー、チームが集まりました。
表彰にあたって日産自動車(株)のCOOオフィス・グローバルモータースポーツプログラムダイレクターの日置和夫氏は、「1958年のオーストラリアラリーからスタートした日産のモータースポーツ活動は、常に日本のモータースポーツ界をリードしてきたと自負しています。現在日産は経営再建中で、ゴーン社長のもと世界的レベルでどう展開すべきか検討しているところです。きちんとした形での再開にはもう少し時間が必要ですが、日産としては、頂点活動と参加型のグラスルーツ活動の活性化はモータースポーツ活動の両輪だと考えています。」と挨拶し、受賞者を激励しました。
長谷見昌弘選手は、ラリーレイドモンゴル2000を振り返り、「親子でアドベンチャーラリーを走るのは危険かなとも思いますが、どんなカテゴリーでも優勝はやっぱりうれしいです。2連覇しましたが、今年はモンゴルの選手も多数参加しており、彼らの速さに驚きました。」とコメント。JGTCスペシャルステージ・マレーシアで優勝を飾ったミハエル・クルム選手は、「ヨーロッパ人には想像を超える暑さの中のレースでしたが、クルマのコンディションが良く、右京さんが2位で渡してくれたので勝てました。しかし、なんといっても優勝の要因はクールスーツがちゃんと働いたことでしょう。」と語り、会場の笑いを誘いました。
表彰式後の懇親会では、本年限りで全日本GT選手権のステアリングをおくこととなった長谷見選手に記念品の写真パネルが贈られました。壇上にあがった星野一義選手、本山哲選手、エリック・コマス選手、影山正美選手らトップドライバーに囲まれた長谷見選手がレース人生の思い出を語ると、星野選手が「常に長谷見さんを目標に、いつか追い越したいと思っていたが、それが叶わぬうちに長谷見さんに辞められてしまって残念です。」と返しました。
2000ニッサンワンメークレース関東・山陽地区表彰者及び
2000日産モータースポーツ表彰者