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圧倒的速さでGT-Rがグリッド上位を独占
インターテック in KOREA
at CHANG WON STREET CIRCUIT

2000.8.12-13
「インターテックinコリア」公式予選は、日本からの11台、地元韓国の14台、アジア各地からの6台、合計31台が出走し、8/12(土)18:10からチャンウォンストリートサーキットで行われた。
チャンウォンストリートサーキットは、昌原市総合運動場の敷地内道路、このコースのために新設した公道及び運動場を囲む生活道路を封鎖、複合して作られる公道サーキットだ。1周3.0kmでコンクリートウォールとフェンスで囲まれたトラックは、アップダウン、連続したタイトコーナー、そして約1kmのストレートを含むテクニカルコースだ。

この時期、日中最高気温40℃近く、路面温度は50℃を軽く超え、湿度は確実に80%以上という厳しい条件のため、メインレースとなるインターテックinコリアは、公式予選が18時過ぎ、決勝レースは20:30からとなっている。

公式予選では、序盤のトラブルを避けるためGT-R勢は、予選開始から20分程度様子見を決め込んだ。最初にトップタイマーとして計時システムのモニターに現れたのは地元の最速車両ヒュンダイ・タービュランス(GT仕様)だ。加速もコーナリングスピードも群を抜いて速い。そして、ピットに戻ってガレージにマシンを導き入れるとカーテンを閉めてしまう秘密めいた雰囲気は、ワークス支援を受けているのではと思わせる。ベストタイムは、1’27”696。

最初にコースインしたGT-Rは、竹内浩典の5ZIGENファルケンGT-R。いきなりタービュランスのタイムを3秒以上引き離す1’24”759を記録しトップの座を奪った。続いて粕谷俊二が駆るBP ADVAN GT-Rが1’25”184。3台目のGT-R、エンドレスADVAN GT-Rは、木下みつひろがクリアラップを待ってタイムアタックし、1’24”835で5ZIGENファルケンGT-Rにコンマ1秒差で続いた。これによって史上初の韓国内における国際ツーリングカーレースは、GT-R勢のトップ3独占で決勝レースを迎えることとなった。

予選後の記者会見で、#50 5ZIGENファルケンGT-Rの田中哲也は、「公道コースは96年にマカオを走ったことがあるので初めてではない。ここは想像していたよりコース幅も広く、確かに危険な個所もあるが、総じて面白いコース。選手権がかかったレースではないが、レースをエンジョイし、優勝を果たせればハッピーだ。」と語った。

#10 エンドレスADVAN GT-Rの木下みつひろは、「予選ではクリアラップをとらえ、攻めた走りができたので満足している。#50のお尻を見ないでトップを走れるよう頑張ります。」とコメントした。

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