【決勝】135LAP(500kmレース)
10周年そして20世紀の締めくくりとなる最終戦は、早朝に降った雨の影響もなく天候は曇りながらドライコンディションでの熱戦となった。
スタートと同時に2番手スタートの#10エンドレスアドバンGT-Rがポールスタートの#8ダイシンアドバンGT-Rをかわしトップに立った。以下これもスタートで順位を入れ替え#50 ZIGENファルケンGT-R、#23トトムフジツボGT-Rと続く。
その後1分30〜31秒前後のラップタイムでレースは進行した。6LAP目に#8が#10を逆転しトップに返り咲くと他のGT-R勢が周回遅れに阻まれ、31秒〜32秒台にラップタイムを落としたのに対し唯一30秒台のタイムで後続を引き離しにかかった。
135LAP(500km)レースのためGT-R勢には2回のピットインが必要となり、燃費の関係からそのタイミングは45〜50LAPと推定されたが、まず33LAP目に#23がそして37LAP目に#50とファルケンタイヤ勢が早めに1回目のピットインを行った。
対してアドバンタイヤを装着する#8、#10はそれぞれ48LAP目、50LAP目と推定通りのタイミングで1回目のピットインを行った。
レースが動いたのは、69LAP目、2クラストップを走行していた#11プーマランサーがガス欠で最終コーナーにストップしたため7周に渡りセーフティーカーが入った。
#23、#50は、1回目のピットが早かったため迷わずピットインしルーティーンの作業を行った。ただ、このタイミングでは、もう1度ピットインを行わなければ最後まで走りきれはしない。このピット作業の早さで、#50はセーフティーカーの前でコースに復帰できトップとの差を詰めることに成功したが、#23はそれが出来ず逆に1LAP遅れにされ、これが最後まで響き上位進出はならなかった。
各車最後のピットインを95〜105LAPの間にこなしコースに復帰したときはなんと1秒差ながら3回のピットインを行った#50がトップに立っていた。
その後#8が激しく#50にアタックしテールTOノーズ、サイドBYサイトバトルが10LAP近くも続いた。この勝負の決着が付いたのは120LAP目でついに1コーナーで#8が#50をかわしトップに立ちその後もトップを譲ることなく今期2勝目をあげた。
2クラス参加の#31ジャラーナアドバンシルビアは、スタートから順調に周回を続けていたが、ブレーキトラブルを抱えてしまいピット作業が長引きクラス7位で完走するに留まった。
また、4クラスの#52 5ZIGENファルケンパルサーは、スタート直後順位を落としたが、その後順調に挽回し今期2勝目をあげた。しかし、シリーズポイントを争っている#54CIVICがクラス3位でフィニッシュしたため、シリーズポイントでの逆転はならなかった。