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スーパー耐久シリーズ第8戦
SUGOスーパー耐久レース

2000.10.28-29

ダイシンアドバンGT-R
今期2勝目を飾る。

5ZIGENファルケンパルサー今期2勝目を飾るもシリーズ優勝は逃す。

【予選】

今シーズンの最終戦となるSUGOスーパー耐久レースは、好天のもとその火蓋が切っておとされた。

1クラスは、レギュラーである4台での予選となった。まずアタックに出たのはここのところ常にGT-R勢のトップを切ってアタックを行っている#23トトムフジツボGT-Rで開始後約20分という早いタイミングでコースレコードにあと0.15秒とせまる1'29"924のタイムをだしトップに立った。それを見てコースインした#8ダイシンアドバンGT-Rが1回目のアタックでコースレコードとなる1'29"411を叩きだしトップに立った。

しかし、さらにタイムアップを狙った次の周回に他車のスピンに巻き込まれタイムアップは果たせなかった。#10エンドレスアドバンGT-Rと#50 5ZIGENファルケンGT-Rは2人のドライバーがクオリファイをするにはぎりぎりのタイミングである残り15分を切ったところでコースインした。

#10は2アタック目でこれもコースレコードを更新する1'29"676のタイムを出したが#8に届かず2位、#50も29秒台にはいれたが#23にわずかに及ばず4位となった。#8はこれで2戦連続のポールポジションを獲得した。

2クラスでは唯一日産車で参戦している#31ジャラーナアドバンシルビアは予選開始早々より好タイムを出し昨年の自己タイムを2秒近く短縮する1'34"560でクラス7位で予選通過を果たした。

4クラスでは#52 5ZIGENファルケンパルサーが逆転チャンプの望みをかけアタックを行い、見事2位以下に1.5秒以上の大差を付ける1'35"217とこれもコースレコードとなるタイムでポールポジションを獲得した。

【決勝】135LAP(500kmレース)

10周年そして20世紀の締めくくりとなる最終戦は、早朝に降った雨の影響もなく天候は曇りながらドライコンディションでの熱戦となった。

スタートと同時に2番手スタートの#10エンドレスアドバンGT-Rがポールスタートの#8ダイシンアドバンGT-Rをかわしトップに立った。以下これもスタートで順位を入れ替え#50 ZIGENファルケンGT-R、#23トトムフジツボGT-Rと続く。

その後1分30〜31秒前後のラップタイムでレースは進行した。6LAP目に#8が#10を逆転しトップに返り咲くと他のGT-R勢が周回遅れに阻まれ、31秒〜32秒台にラップタイムを落としたのに対し唯一30秒台のタイムで後続を引き離しにかかった。

135LAP(500km)レースのためGT-R勢には2回のピットインが必要となり、燃費の関係からそのタイミングは45〜50LAPと推定されたが、まず33LAP目に#23がそして37LAP目に#50とファルケンタイヤ勢が早めに1回目のピットインを行った。

対してアドバンタイヤを装着する#8、#10はそれぞれ48LAP目、50LAP目と推定通りのタイミングで1回目のピットインを行った。

レースが動いたのは、69LAP目、2クラストップを走行していた#11プーマランサーがガス欠で最終コーナーにストップしたため7周に渡りセーフティーカーが入った。

#23、#50は、1回目のピットが早かったため迷わずピットインしルーティーンの作業を行った。ただ、このタイミングでは、もう1度ピットインを行わなければ最後まで走りきれはしない。このピット作業の早さで、#50はセーフティーカーの前でコースに復帰できトップとの差を詰めることに成功したが、#23はそれが出来ず逆に1LAP遅れにされ、これが最後まで響き上位進出はならなかった。

各車最後のピットインを95〜105LAPの間にこなしコースに復帰したときはなんと1秒差ながら3回のピットインを行った#50がトップに立っていた。

その後#8が激しく#50にアタックしテールTOノーズ、サイドBYサイトバトルが10LAP近くも続いた。この勝負の決着が付いたのは120LAP目でついに1コーナーで#8が#50をかわしトップに立ちその後もトップを譲ることなく今期2勝目をあげた。

2クラス参加の#31ジャラーナアドバンシルビアは、スタートから順調に周回を続けていたが、ブレーキトラブルを抱えてしまいピット作業が長引きクラス7位で完走するに留まった。

また、4クラスの#52 5ZIGENファルケンパルサーは、スタート直後順位を落としたが、その後順調に挽回し今期2勝目をあげた。しかし、シリーズポイントを争っている#54CIVICがクラス3位でフィニッシュしたため、シリーズポイントでの逆転はならなかった。


ダイシン・アドバンGTR

5ZIGENファルケンパルサー

5 ZIGEN☆ファルケンGTR



正式決勝結果
POS. No. CLS Car DRIVER Lap
Race Time
1(1) 8 1 ダイシン・アドバンGTR 大八木 信行
青木 孝行
135 Laps
3:36'23.883
2(2) 50 1 5 ZIGEN☆ファルケンGTR 竹内 浩典
田中 哲也
135 Laps
3:36'26.230
3(3) 10 1 エンドレスアドバンGTR 木下 みつひろ
高木 真一
134 Laps
3:36'25.073
4(4) 23 1 トトムFUJITSUBO GTR 砂子 智彦
山田 英二
134 Laps
3:36'52.879
5(1) 33 3 BPビスコガンマRX-7 三好 正己
大井 貴之
133 Laps
3:37'43.970
6(1) 34 2 SWIFTマグナムランサー 村松 康生
桂 伸一
中島 哲也
132 Laps
3:36'55.792
7(1) 36 N 上野クリニックALTEZZA 星野 薫
関谷 正徳
132 Laps
3:37'21.411
8(2) 4 N スーパーテクノ アルテッツァ 横島 久
菊地 靖
132 Laps
3:37'22.223
9(2) 20 2 RSオガワADVANランサー 小川 日出生
福山 英朗
小林 且雄
132 Laps
3:37'42.338
10(3) 30 2 RSオガワADVANランサー 小宮 延雄
松井 猛敏
岸 剛之
131 Laps
3:36'25.205
18(1) 52 4 5ZIGENファルケンパルサー 西垣内 正義
原 貴彦
128 Laps
3:36'54.943
26(2) 31 2 ジャラーナADVANシルビア 小林 正吾
錦織 勝
たしろじゅん
123 Laps
3:36'46.353
Report :NISMO TAKANO


今シーズンの最終戦となるSUGOスーパー耐久レースの一流カメラマンによるベストショットです。壁紙としてお使いください。尚、画像は個人使用としてお楽しみいただく以外の行為は固くお断りいたします。
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