N1
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#8ダイシン・アドバンGTRファイナルラップで勝利獲得
  1クラス:優勝 #8 ダイシン・アドバンGTR
  4クラス:4位 #52 5ZIGENファルケンパルサー
スーパー耐久シリーズ第1戦
CP MINE スーパー耐久500kmレース

2000.3.18-19
【予選】

91年にN1耐久ラウンドシリーズとして幕を開けてから、10年目となるスーパー耐久の記念すべき第1戦は、好天のもと開始された。本年より予選に使用できるタイヤが実質決勝スタートに使用するドライ1セットのみとなったため、各車のアタックは、2〜3Lap程度となった。


Team 5ZIGEN
1クラスでは、午前中のフリー走行でトップタイムをマークした #50 5ZIGEN☆ファルケンGTRが、残り20分となったところでアタック、コースレコードでトップに立った。その後、他のGT-R勢もアタックに入るが #50 のタイムは破れず、終了間際に満を持してアタックに入った #8ダイシン・アドバンGTRも会心の走行を見せたが、惜しくも0.095秒遅れで2位となった。

4クラスでは、#52 5ZIGENファルケンパルサーがコースレコードを更新する好タイムを記録したが、好調なシビック勢には届かず3位となった。

正式予選結果
POS. No. CLS Car DRIVER BestTime
1 50 1 5ZIGEN☆ファルケンGTR 竹内/田中 1'32.647
2 8 1 ダイシン・アドバンGTR 大八木/青木 1'32.742
3 10 1 エンドレス アドバンGT-R 木下(み)/高木 1'33.252
4 23 1 トトムFUJITSUBO GTR 砂子/山田 1'34.285
5 11 1 三菱プーマLANCER EVOVI TM 中谷/木下(孝) 1'48.699
6 9 1 MTCI座間三菱LANCER ARC 市村/羽根/福田川 1'36.334
21(1) 70 4 アルゴラボシシビック 宮城/荒川 1'39.495
27(2) 77 4 ZERO・ライダー・シビック 山本/辻本 1'40.215
28(3) 52 4 5ZIGENファルケンパルサー 西垣内/原 1'40.447
【決勝】155LAP

朝から小雨が降ったりやんだりという天気で、予報では午後には回復すると伝えられており、各チームはタイヤ選択に苦慮するスタートとなった。

序盤、予選3位の #10 エンドレス アドバンGT-Rが好調な滑り出しを見せ、3LAP目に#8 ダイシン・アドバンGTR、5LAP目に#50 5ZIGEN☆ファルケンGTRを捕らえトップに立った。その後は、#10と#50が3位以下を徐々に引き離しながらトップ争いを展開していった。35LAP目に再びトップに立った#50が、上位を占めるGT-R勢が1回目のピットインを終えた時点でもトップを守っていた。しかし、1回目のピットインの作戦により、その後の展開に変化が出てきた。


大八木信行選手と青木孝行選手
#50は、ウェット状態がしばらく続くとよみ、タイムロスを押さえるためタイヤ交換を行わずレインタイヤのまま第2スティントに向かった。これにより、1分近いマージンを得た。ところが、GT-R勢の中で最後にピットインした#23トトムFUJITSUBO GTRがピットロードに向かう頃には薄日も射すようになり、路面も乾き始めていた。
そこで、スリックタイヤに交換した#23は、急激に追い上げを開始し、88LAP目には、2位まで順位を上げた。しかし、早めに2回目のピットインを行いタイヤをスリックに換え、トップを快走していた#50には、届きそうもないように見えた。

ところが、122LAP目、前走車がスピンし接触してしまった#50は、ピットに帰ることができずリタイヤとなってしまう。これによりトップに出た#23であったが、#23も他車との接触によりリアサスペンションをいためており、ペースが上がらない状態だった。これを、約30秒遅れの#8が、1LAPあたり2秒程度差をつめる猛追を開始した。そして、終了間際の、151LAP目、1コーナーで#8が#23をかわしついにトップに立った。しかし、残り3周というところで、ストレートでもたつく#8を#23がパス。さらにこの2台の攻防は続き、最終ラップに#8が再び#23をかわしこの争いに終止符を打ち優勝を勝ち取った。

4クラスでは、クラス3位のポジションからスタートした#52 5ZIGENファルケンパルサーが、シビック勢を上回るタイムで周回を重ねそうそうにクラストップを奪い、さらに2位以下との差を広げていった。しかし、35LAPを過ぎた頃からエンジン電装系トラブルによりラップタイムが極端に落ち、#70アルゴラボ シビックにクラストップの座を奪い返された。#52は、レース中盤の3度目のピットインによりどうにかトラブルを解消したが、時すでに遅く、上位からは大きく離され、その後の追い上げも届かず4位でゴールを迎えた。


決勝は朝から小雨が降ったりやんだり…

151LAP目1コーナーで#8が#23をかわし
ついにトップに立った

すさまじい2台の攻防に、ゴールの瞬間
歓喜の声がサーキットを包んだ。
正式決勝結果
POS. No. CLS Car DRIVER Lap Gap
1 8 1 ダイシン・アドバンGTR 大八木/青木 155
2 10 1 エンドレス アドバンGT-R 木下(み)/高木 155 1'18.337
3 23 1 トトムFUJITSUBO GTR 砂子/山田 154 0'01.221
4 11 1 三菱プーマLANCER EVOVI TM 中谷/木下(孝) 154 1 laps
5 9 1 MTCI座間三菱LANCER ARC 市村/羽根/福田川 153 2 laps
6 2 1 アイフェル・DL・インプレッサ 渋谷/吉田 152 3 laps
10(1) 70 4 アルゴラボシシビック 宮城/荒川 148 7 laps
14(2) 77 4 ZERO・ライダー・シビック 山本/辻本 147 8 laps
16(3) 51 4 EXEDYシグナルシビック 福田/井入 146 9 laps
20(4) 52 4 5ZIGENファルケンパルサー 西垣内/原 138 17 laps
50 1 5ZIGEN☆ファルケンGTR 竹内/田中 121 34 laps
Report :NISMO TAGUCHI
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