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Round 6
CP MINE GT RACE
10.01 sun / CP MINE CIRCUIT
ロックタイト・ゼクセルGT-Rが2戦連続3位表彰台。
〜カストロール・ニスモGT-Rはクラッシュに巻き込まれリタイヤ〜

◆決勝レース

決勝レースのローリングがスタートしたのは14:00。32,900名の観客が見守る中、36台のGTマシンが一斉に咆哮した。

トップグループが団子状態で第1コーナーに突入していった直後、トラブルが発生した。第1コーナーの立ち上がりでポールポジションからスタートした#18TAKATA童夢NSXとセカンドロー発の#64Mobil 1 NSXが接触。バランスを失った#64が#8ARTA NSXにヒットし、進路をふさいだところに#36カストロール・トムススープラ、#2カストロール・ニスモGT-R、#30綜警マクラーレンGTRが次々に衝突。一瞬のうちにトップグループ5台をリタイヤに追い込んだ。


右京は無事
ピットに戻った#2の片山右京は、「好スタートを切って1コーナーに入っていけたなぁと思ったら、突然目の前が土煙で真っ白になった。とにかくブレーキを踏んでとまろうとしたが、既に行き場がなくぶつかってしまった。体はなんともありませんが、残念です」と語った。

一方、この混乱を巧みにすり抜けたエリック・コマスの#1ロックタイト・ゼクセルGT-Rは、4位のポジションで1周目のコントロールラインを通過した。しかし、事故処理のためコースはセーフティカーラップとなり、フルコーションのまま9周を走ることとなった。

コースクリアが宣言されレースが再開すると、コマスは直後に#16カストロール無限NSXをパス。3位となると星野一義の駆る2位の#12カルソニック・スカイラインを激しく追い上げた。しかし、同型車とはいえウェイトハンディ40kgの差のためか、なかなかオーバーテイクのチャンスはキャッチできない。14周目にはこの日のベストラップである1'26"713を出すなど、盛んにプレッシャーをかけた。このためタイヤへの負担も高く、31周目には給油とドライバー交代のため、3位でピットインした。

前回のTIではピットストップ時のトラブルで時間をロスしたが、この日は23秒というニスモ自慢のクィックワークで影山正美をコースに送り出した。

ハードコンパウンドタイヤを装着した影山は、1'27"〜28"の安定したタイムで周回を重ね、2位の#2との逆転を目指したが、39周目に星野から本山哲に交代した#12はピットアウト時に影山の直前に入り、逆転を拒んだ。そして、#12本山は48周目にはトップの#18を捕らえてトップに立った。本山はそのまま逃げ切って76周目のゴールをトップで駆け抜け、#1影山は3位を守ってチェッカーフラッグを受けた。

#1ロックタイト・ゼクセルGT-Rは、前戦のTIに続き2戦連続で表彰台を獲得した。また、チャンピオンシップポイントは12ポイントを加算し、ポイントリーダーで最終戦を迎えることとなった。


正美をねぎらうコマス

2戦連続の3位表彰台
【柿元監督のコメント】
「タイヤ選択についてはいろいろ迷ったが、路面温度が予想以上に高かった。このため最初のスティントが短くなってしまい、後半はタイヤがハードすぎた感がある。しかし、2戦連続表彰台でドライバーポイントも首位に立てたので良しとしたい。次の最終戦は、当然ながら必勝体制で臨む」

【エリック・コマスのコメント】
「クルマの条件(ウェイトハンディとリストリクター径)は#12の方が上だった。コーナーでいくら詰めてもパスは難しかったですね。星野さんの気迫もすごかった。鈴鹿で必ずチャンピオンを取ります」

【影山正美のコメント】
「後半の長いスティントをハードコンパウンドで走ることとなり、タイムアップがなかなかできなかったけど、3位をキープできたので、役割を果たせてよかったと思います」

Result (GT500) 76 LAPS = 250km
POS. No. Team DRIVER Lap/Behind
1 12 カルソニック・スカイライン 星野一義/本山 哲 2:05'47.059
2 18 TAKATA童夢NSX 脇阪寿一/金石勝智 -1"656
3 1 LOCTITE ゼクセルGT-R E.コマス/影山正美 -28"848
4 16 Castrol 無限 NSX 道上 龍/光貞秀俊 -1'06"123
5 6 エッソウルトロンタイガースープラ 野田英樹/W.ガードナー -1'16"789
6 38 FK/マッシモセルモスープラ 竹内浩典/立川祐路 -1 Lap
7 25 エンドレス・アドバン・スープラ 木下みつひろ/織戸 学 -1 lap
8 39 デンソーサードスープラGT 影山正彦/R.ファーマン -1 lap
9 37 カストロール・トムススープラ 荒 聖治/鈴木利男 -1 lap
10 21 ZEROマクラーレンGTR 一ツ山幹雄/中谷明彦 -1 lap
R 2 Castrol NISMO GT-R 片山右京/M.クルム 0 lap
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