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Round 5
GT CHAMPIONSHIP in TI
9.10 sun / TI CIRCUIT AIDA
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ロックタイト・ゼクセルGT-Rが3位表彰台を獲得。
〜序盤に接触したカストロール・ニスモGT-Rは11位。〜
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◆決勝レース
レーススタートは、14:00。朝方までの曇天がうそのように晴れあがり、絶好のレース観戦日和の中、39台のマシンが一斉にスタートした。
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オープニングラップをトップで戻ってきたのはポールポジションスタートの#38FKマッシモスープラ。しかし、2番グリッドから飛び出した#1ロックタイト・ゼクセルGT-Rがピタリと背後につけ、オーバーテイクのチャンスをうかがう。スタートドライバーのコマスは、コーナー毎に執拗に攻め続け、2周目のインフィールド区間で#38のスペースをこじ開けることに成功し、トップに立った。その後は後続から約1秒速いラップタイムで周回し、10周目には2位に6秒、20周目には10秒もの差をつけ、文字通り「ぶっちぎり」のペースでレース序盤を支配した。
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集中力を高めるコマス。
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一方、4位でスタートした#2カストロール・ニスモGT-Rは、セカンドグループの間に入り込み、ポジションアップのタイミングがつかめないまま、序盤は4位を維持した。が、24周目に後続の#8 ARTA NSXと絡んでスピンし、グラベルにはじき出てしまった。幸いドライバーのミハエル・クルムはすぐにグラベルのエスケープゾーンを離れてトラックにマシンを戻したが、接触したドアのロック部分が破損していた。クルムは5位でレース継続を望んだが、メインタワーから故障修理のためのピットインを命じる「オレンジボール」フラッグを振られてしまい、28周目にピットインした。片山右京がコースインし、40周以降他車が通常のピットインを済ませた後は4位のポジションとなっていた。
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トップを快走していた#1は、41周目に2位との差を17秒以上つけて余裕のピットイン。ニスモ恒例のスピーディなピット作業を終えて、影山正美はエンジンをスタートさせようとしたが、イグニッションを回してもエンジンが始動せず、エンジンルームを強制冷却するなどの追加作業を強いられた。このためのピットロスは約30秒。コースに戻った#1は、2位の#38、そして#16カストロール・無限NSXに先行を許すこととなった。影山は、トップと同等の1’31”〜32”台前半のハイペースで逆転を狙うが、ギャップを大きく埋めることはかなわず、3位で82周目のチェッカーフラッグを受けた。
#2は、片山右京のスティントの間に再びドアの応急処置がはがれてしまい、2度目のオレンジボール警告を受ける。56周目にピットインし、クルムにバトンタッチした。クルムは、一時14位まで落ちた順位をハイパースで周回することで11位にまで引き上げ、ゴールを迎えた。
【柿元監督のコメント】
「勝てるレースを逃してとても悔しい。これまでピットでのトラブルはほとんどなかったので、少し焦って時間をロスしてしまった。しかし、ドライバーもクルーももう気分を転換し、次のレースに向けてセッティングに集中していくつもりだ。」
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ドアのダメージは脱落の危険性がある。
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3位表彰台でポイントを加算した
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Result (GT500) 82 LAPS = 302km
POS.
| No.
| Team
| DRIVER
| Lap/Behind
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1
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38
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FK/マッシモセルモスープラ
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竹内浩典/立川祐路
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82 Laps
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3
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16
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Castrol 無限 NSX
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道上 龍/光貞秀俊
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-0'06"693
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2
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1
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LOCTITE ゼクセルGT-R
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E.コマス/影山正美
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-0'10"610
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4
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30
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綜警 Mclaren GTR
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岡田秀樹/松田次生
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-0'48"606
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5
|
100
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RAYBRIG NSX
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飯田 章/服部尚貴
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-0'50"667
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6
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12
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カルソニック・スカイライン
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星野一義/本山 哲
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-1'00.365
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7
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6
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エッソウルトロンタイガースープラ
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野田英樹/W.ガードナー
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-1'19"702
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8
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25
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エンドレス アドバン スープラ
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木下みつひろ/織戸 学
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-1'43"858
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9
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35
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マツモトキヨシ・トムススープラ
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山路慎一/P.H.ラファネル
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-1 lap
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10
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18
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TAKATA童夢NSX
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脇阪寿一/金石勝智
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-1 lap
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11
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2
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Castrol NISMO GT-R
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片山右京/M.クルム
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-1 lap
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