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Round 4
JAPAN SPECIAL GT CUP
8.6 sun / FUJI SPEEDWAY
波乱のレースで2台とも入賞
◆決勝

ローリングラップのあとスタートした決勝レースは、#1ロックタイト・ゼクセルGT-Rは、エースのエリック・コマスがスターティングドライバーとして好スタートをきった。

1周目から気迫のドライビングで上位進出を狙う。2周目に#12カルソニック・スカイラインを捕らえ、8位に付くとトップグループの一角を形成し序盤のホジション確保に成功した。

その後、#64がスピンアウトして7位になると、ヘアピンで後続車同士が接触・クラッシュしたため、ペースカーラップを迎える。フルコーションラップのさなかにストレートでGT300車同士がクラッシュし、さらに黄旗走行が続いた。


スタート直前、気温は今にも40度に手が届きそうだ。
ペースカーがコースを外れてグリーンフラッグが振られると、トップを走行していた#38が突然スローダウンし6位に浮上したが、一瞬の間隙を#35に突かれ、再び7位となった。

そして26周目周目には、GT300車両がクラッシュ・炎上し、再びペースカーラップとなった。通常の給油・ドライバーチェンジのためのピットインには早いタイミングであったが、レースの流れに沿ってピットイン。コマスは、影山正美に交代した。


果敢にアタックする#2
一方、マレーシアに続いて片山右京がスタートドライバーをつとめた#2カストロール・ニスモGT-Rは、序盤は中位グループの中にはまり、なかなかペースを上げられず、10位で最初のペースカーラップを迎えたが、グリーンフラッグ直後にGT300車両にひっかかり、一時13番手まで順位を落とす。すぐにペースを取り戻し、2回目のペースカーラップによってピットインするまでに9位まで挽回した。

得意のピットワークによって3位でコースに戻った影山の#1は、2位奪還を目指したが、逆に#6と#12に先行を許し、その後は4位維持の防戦態勢となった。明らかにコーナリングスピードで勝るNSXの猛追を受けたが、影山は必死でラインを守り続け、一歩も譲らぬ構え。むしろブレーキング合戦に破れたのは後続のNSXで、#100、そして続く#18もコースアウトして後退していった。そして57周目のチェッカーフラッグを4位のまま駆け抜け、選手権ポイントを10ポイント加算した。

8位でレースに戻った#2のミハエル・クルムは、上位車の混乱を巧みにかいくぐり、52周目には6位に浮上。そのまま逃げ切って6ポイントをゲットした。

【影山正美コメント】
「必死で4位を守ったけど日産ワークスドライバーとしては、もっとコンスタントに速いラップタイムで走って、3位、そして2位を追い上げるレースをしたかったと思っています。次のTIはスカイラインにとっては富士以上に相性の良いコースなので、攻める展開を目指します。」

【片山右京コメント】
「プラクティスからずっとブレーキバランスに悩んでました。また混戦から抜けるときにタイミングが合わなかったり・・。また勉強になりました。鈴鹿1000kmはスポットですが、もっと経験積んでTIのレースに活かします。」

【柿元監督コメント】
「チームとしては、可もなく不可もなくというところです。でもチャンピオンシップに向けてポイントを加算するという目的は果たしましたし、次に続くTI、MINEはGT-Rにとって得意コースです。後半戦を楽しみにしてください。でも、正美の防戦も観客の皆さんを沸かしたし、レースは非常にスリリングで面白かったですね。」


期待通りのピットワークで7位から一挙に3位を獲得!ニスモマジックに観客は喝采!

必死の攻防戦で選手権ポイントを10ポイント勝ち取った
Result (GT500) 57Laps
POS. No. Team DRIVER Time
1 8 ARTA NSX 鈴木/土屋(圭) 57Laps
2 39 デンソーサードスープラGT 影山/ファーマン -4"779
3 12 カルソニックスカイライン 星野/本山 -16"200
4 1 LOCTITE ゼクセルGT-R コマス/影山 -19"083
5 36 カストロール・トムス・スープラ 関谷/土屋 -27"562
6 2 Castrol NISMO GT-R 片山/クルム -28"925
7 100 RAYBRIG NSX 飯田/服部 -30"326
8 25 エンドレスアドバンスープラ 木下/織戸 -32"017
9 64 Mobil 1 NSX 伊藤/シュワガー -32"946
10 16 Castrol 無限 NSX 中子/道上 -42"666
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