ニスモの2台は予選開始早々に予想された混乱を避けるため、10分ほど様子を見た後コースインした。
#1は、4周目に1’22”597のベストタイムを記録、#2も同じく4周目に1’22”308のベストタイムを出した。
途中GT300のアタックタイムをはさんで、セカンドドライバーに交代するのが常であるが、#1はこのインターバルの間にジャッキアップし、サスペンションのアライメント調整をしている。
予選中に他車に接触し、アライメントが狂ったようだ。コマスは、「最終コーナーでアウトに膨らんでいったら、避けきれずに左前輪が前のクルマにタッチしてしまった。」とのこと。外傷はフェンダーアーチのボディワークが割れた程度であったが、ステアリングセンターがずれてしまったため、アライメントを取り直すこととなった。予選終了間際に、影山正美がコースインすると、続けて1’23”台で周回し、セッティングが回復したことを証明した。
#2はインターバル後、片山右京がドライブ。クォリファイのため、5ラップ周回しクルムに再びドライバーチェンジした。クルムは、「トラクションは失っていないが、タイトコーナーでアンダーステア出ていまいちプッシュできていない。」と語っていた。チームは、#1が14番手、#2が11番手のポジションには満足していない。
気温、路面温度ともに下がると予想される午後3:30からの予選2回目に再びタイムアタックし、ポジションアップを図る。