午後3:05から2回目の公式予選が始まった。
修復を終えた#2「カストロール・ニスモGT-R」を載せたトランスポーターは12:00に大森を出発し、予選参加資格である車検を受けるためにツインリンクもてぎのパドックに姿を現わしたのは14:45。予選2回目の開始まであと20分という、ギリギリのタイミングであった。
車検を通過し、ピットガレージに移されたマシンは、入念にホイールアライメントが調整され、そして約30分後、約1日半ぶりにエンジンに火が入った。
15:48。#2カストロール・ニスモGT-Rのコクピットに納まったミハエル・クルム選手が、コースイン。ピッドレージを囲んだカメラマンのシャッターが一斉に切られた。不眠不休のハードワークでマシンを復活させたメカニック達への賞賛の拍手のようだ。
クルム選手は慎重にコースを1周し、再度ピットに戻る。オイルが漏れたり、各部のボルトが緩んでいないかのチェックをを受けるためだ。その後クルム選手は4周連続走行し、1'50"242を記録。井出選手のクォリファイをクリアするため、ピットインした。