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Round 1
MOTEGI GT CHAMPION RACE
4.1 sat / TWIN RING MOTEGI
ロックタイト・ゼクセルGT-Rが2番手のタイム
カストロール・ニスモGT-Rは修復完了
◆公式予選1回目

4月1日、午前10:55から本年の本格的レースシーズンの開幕を告げる全日本GT選手権シリーズ第1戦の公式予選が始まった。3月のGTA合同テストからその「速さ」が注目の的となっている「ロックタイト・ゼクセルGT-R」は、周囲の期待通りのパフォーマンスを発揮した。

ロックタイトのコーポレイトカラーである真紅のレーシングスーツに身を包んだエース、エリック・コマス選手は、予選開始早々からいきなり1'48"台のタイムを連発。#16カストロール無限NSX、#18TAKATA童夢NSXとトップ争いを演じた。2000年仕様のGT-Rは速さを増したが、NSX勢も速くなっている。

脇阪寿一選手が駆る#18NSXはコマスのGT-Rに0.7秒差をつけてトップに。コマス選手は#16NSXを抑え、2番手をキープして予選1回目を終えた。

#2カストロール・ニスモGT-Rは、前日3月31日午前のフリー走行で片山右京選手がダウンヒルストレートエンドでコースアウト。グラベルベッドを突っ切ってタイヤバリヤに激しくヒットし、マシンはフロント部分を大きく破損した。片山選手は救護室そして病院に運ばれたが、幸いにも打撲程度との診断結果であった。

コースアウトの原因は、ブレーキの前後バランスを調整するバランスバーが折損し、ノーブレーキ状態となったため。折損の原因は不明だが、今後徹底究明する予定。これまで発生したことの無いトラブルだが、そのバランスバーは多くのGT500車両が使用しているもののため、柿元監督は他の各チームにも情報を提供した。

破損したマシンは、99年シャシーの2000年レギュレーション対応車であった。チームは急きょ東京・大森の本社ファクトリーに戻り、スペアの99年シャシーにパーツを移植する作業を開始した。

31日午後から始めた修復作業は翌1日午前中までかかったものの、12:00には再びもてぎに向け「カストロール・ニスモGT-R」は大森を発った。

片山選手は軽傷と診断されたが、大事を取ってレース出場を見送ることとなった。代わりのドライバーは、昨年NISMOチームでGT300の「ザナヴィARTAシルビア」をドライブした井出有治選手をアポイント。柿元監督は、車両変更とドライバー変更を大会組織委員会に提出した。


絶好調のロックタイト・ゼクセルGT-R

左:井出有治選手 右:ミハエル・クルム選手

修復作業が終わったカストロール・ニスモGT-R
14時45分再びもてぎにその姿をあらわした。
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