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RACE REPORT AT AUGUST, 22


ロックタイト・ニスモGT-R
レース序盤のペースを取り戻すが...。


〜規定周回数である120周に及ばず、完走を逃す〜
タービン交換後のロックタイト・ニスモGT−Rは再び復調し、レース序盤のペースを取り戻した。

コースはあちこちにスピンやコースアウトしたマシンによる砂利、あるいは部品、タイヤかす等がちらばり、走りにくくなっている。にも関わらず、影山正美は、2'25"台、時には24"台前半のペースでロックタイト・ニスモGT−Rに周回の距離を与え続ける。

18:20過ぎ、鈴鹿サーキットに夕闇が迫り、フラッグタワーには各車に「ライト点灯」を指示するボードが掲げられた。

いよいよレースは、クライマックスだ。ちょうどそれと前後して、ロックタイト・ニスモチームは、最後のドライバー交代のため、91周目にマシンをピットに導く。影山から本山にステアリングが渡され、タイヤを交換して残り30周を走りきるだけの燃料を入れると、レースに戻っていった。

ライトオン走行となったコース上では、本山もまたハイペースをキープ。各車が一斉にペースを落としても、2'24"台なかば、時には23"台の好タイムを刻んでゴールを目指した。

19:23、トップの#16カストロール無限NSXがチェッカーフラッグを受け、171周の1000kmレースはフィニッシュした。#23ロックタイト・ニスモGT−Rも23番目にコントロールラインをクロスしたが、終了した118周は規定周回数である120周に及ばず、完走を逃すこととなった。

レース後、永島監督は、「ドライバーは一所懸命走ってくれました。しかし、トラブルで大きくロスしてしまい、残念ながら結果を残すことが出来ませんでした。応援していただいたスポンサーならびにファンの皆様にお詫びしたいと思います。しかし、メカニック達の懸命の修理には感謝しています。あとは、トラブルの原因をエンジニアが徹底的に解析し、必ず問題を解決します。同じエンジン仕様で臨んだススキレーシングのGT−Rがクラス優勝できたので、少しほっとしています。ドライバー達もクルマやタイヤのセッティングには非常に満足してくれましたし、タービンの問題さえ解決すれば、次の次元の速さを見せられることが解りました。」とこのレースを総括した。



[ RESULT ]
POS. No. Cat. Car Driver LAP
1 16 GT500 無限×童夢NSX 中子修/道上龍/金石勝智 171
2 30 GT500 NICOS McLaren 岡田秀樹/山田洋二/茂木和男 169
3 38 GT500 FK/マッシモセルモスープラ 竹内浩典/立川祐路/近藤真彦 167
--- 23 S-E LOCTITE NISMO GT-R 本山哲/影山正美 118