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RACE REPORT AT AUGUST, 21 (QUALIFYING SESSION)


ロックタイト・ニスモGT-R
S耐クラストップ


〜目標を1秒以上上回り、総合でも27台中12位〜

真夏のレース祭典
「インターナショナル ポッカ1000km」のレースウィークエンドが始まった。
ニスモからエントリーしている「ロックタイト・ニスモGT−R」は、本山哲と影山正美のチャンピオンコンビが駆るということで、「S耐ドリームチーム」と呼ばれている。
ホワイト地にレッドの鮮やかなロックタイトカラーにペイントされたこのワークスマシンは、シェイクダウンしたてのニューカー。
このレースで現行S耐仕様のR34スカイラインGT−Rの戦闘力を検証し、シリーズ戦に参戦するユーザーチームにフィードバックすることが主目的となっている。


【公式予選】
    開催日 1999年8月21日(土)
    第1回目 13:00〜14:00
    第2回目 16:00〜17:00
    天 候 雨のち晴(27.9℃) ウェット/ドライ
    観客動員数 15,000名
    参加台数 29台

予選1回目は、雨。全コースウェットコンディションの中、27台のマシンがコースインしていった。

「ロックタイト・ニスモGT−R」のステアリングを最初に握ったのは影山正美選手。トップカテゴリーのGT500勢に混じり、各コーナーを4輪ドリフトさせて抜けるアグレッシブなドライビングを見せ、4WDの強みをアピールした。途中小雨になったのでレインタイヤからインターミディエイトタイヤに交換し、タイムアタックする準備を行ったが、再び雨脚が強まったためレインに戻した。この時点での順位は総合11位。

16:00からの2回目の予選は、1回目の雨がなかったかのような晴れ。コースコンディションも完全ドライで、各チームともスリックタイヤを装着して予選に臨んだ。ロックタイト・ニスモチームは、影山選手がコースイン。まずは開始直後に2'20"においていた予選目標タイムを上回る2'19"929を出す。一旦ピットインし、フレッシュタイヤに換装した後タイムアックのため、影山が再びコースに戻った。各チームとも1回目の予選のタイムを早めに上回っておく必要があるため、コース上には多くのマシンが走っていた。このためクリアラップが取りづらく、影山選手は数周タイヤを温存し、前車との十分な距離を確保した後タイムアタック。2'18"760をマークし、S耐クラスではダントツのトップ、総合でも12位のポジションを得た。予選後半は、本山選手に交代し、レースラップでの確認走行を重ねた。

■永島 勉 ロックタイト・ニスモ・レーシングチーム監督

「クルマのセットアップはうまくいってる。ドライバーの満足度も高いようだ。明日のレースは天気も良くなるだろうし、タイヤ、エンジン、パワートレインなどクルマへのストレスは高くなるはず。1000km持ちこたえることが第一だが、トラブルフリーで走ればクラストップはもちろん、総合でもシングル入賞は狙える。予選タイムは、ドライバーがプッシュしてくれたおかげで目標を1秒以上上回ることができた。」



[RESULT] QUALIFYING SESSION
POS. No. Cat. Car Driver Time
1 100 GT500 RAYBRIG NSX 高橋国光/飯田章/土屋武士 2'03.068
2 16 GT500 無限×童夢NSX 中子修/道上龍/金石勝智 2'03.507
3 38 GT500 FK/マッシモセルモスープラ 竹内浩典/立川祐路/近藤真彦 2'05.970
4 30 GT500 NICOS McLaren 岡田秀樹/山田洋二/茂木和男 2'06.015
5 39 GT500 iDC大塚家具サードスープラ 土屋圭市/影山正彦/谷川達也 2'07.272
6 21 INT ポールベルモンドクライスラー 加藤寛規/荒聖治/和田久 2'08.716
12 23 S-E LOCTITE NISMO GT-R 本山哲/影山正美 2'18.760