Tokachi 24 Hours
1999.7.18

GT勢を押さえR34GT-R 総合優勝!

1クラス 優勝 #32 日産プリンス千葉GTRファルケン
4クラス 優勝 #87 FALKEN・パルサー


開催日99年7月18日
イベント名スーパー耐久シリーズ第5戦
十勝24時間耐久レース
開催サーキット十勝インターナショナルスピードウェイ
天 候予選:曇り 決勝:晴れ、小雨、曇り
観客動員数32,800名
出走台数(完走)26台(22台)

Result
順位 ドライバー マシン LAP
1 竹内浩典/田中哲也/近藤真彦 日産プリンス千葉
GTRファルケン
591
2 田秀士/利根川吉延/余郷敦/ディランタ マラガ コラボレーションドナーゲ 586
3 福山英朗/大八木信行/横島久/青木孝行 ダイシンアドバンGTR 582
4 西澤和之/高橋秀行/高橋則行/中田雅久 MTCIポルシェGT-U 579
5 三好正己/村松康生/日下部保雄/大井貴之 BPビスコガンマRX-7 578
6 菊地靖/竹中正信/小暮吉則 FALKEN★パルサー 567

Race Report
【予選】

本大会は GTも迎え入れて戦うシリーズで唯一のレースである。

予選は、他のシリーズ戦とは異なり40分、2回という形で行われた。1クラスのGT-R勢は1回目の予選開始早々から好タイムをマークし、GT勢を押さえ常に上位に名を連ねた。その中で、1回目の後半に徐々にタイムを縮めた#32日産プリンス千葉GTRファルケンが総合1位となった。

予選2回目もGT-R勢が更にタイムを縮め総合1位に#32、2位#10エンドレス アドバンGTR、3位#1 日産アルティアGT−Rとなり、その後にGT勢が続いた。

一方4クラスでは、1回目のタイムに対し、2回目で2秒以上のタイムアップを図った#87FALKEN★パルサーが、#52 5ZIGEN CIVICに続くクラス2位となった。


【決勝 591ラップ】

前日まで降り続いた雨も止み、晴天に恵まれシリーズ最長のレースはスタートした。

序盤は、ポールポジションの#32がトップをキープ、それに他のGT-R勢とGTポルシェ勢が続き拮抗したレースを繰り広げた。GT−Rとポルシェでは、1スティント周回数、ラップタイム共に同等で、終盤までのし烈な争いが予想された。

8時間を経過し、23:00を回ったところで、3位を走行していた#23プリンス東京フジツボGT-Rが燃料系トラブルにより車両後部を炎上、リタイアとなってしまった。

空が明るみ始めた頃、各車をトラブルが襲い始める。GT−R勢では、#1がステアリング系トラブルにより、4:00時点で#32、#10、#88コラボレーションドナーゲに続き4位であったポジションを大きく後退させてしまった。この後、上位3台の順位に変動が出たのは、残り3時間となった12:00であった。
#10に突然エンジントラブルが発生し、1時間30分の補修作業を余儀なくされた。

結果的にトラブル無く走りきった#32が総合優勝、#88をはさみ序盤のエンジン冷却系のトラブル修復以降順調に追い上げていた#8ダイシンアドバンGTRが総合3位(クラス2位)となった。

一方4クラスでは、序盤から#87と#77ギャザス・ドライダー・シビックの一騎打ちとなったが、8:30頃クラッシュ修復のため20分弱のピット作業を行った#77に対し、ノントラブルの#87が今期2勝目を飾ると共に、総合でも6位となった。なお、ゴール20分前まではクラス3位につけていた#52は、突然マフラーから白煙を吹き上げ、ピットに戻ったがそのままピットを離れることは出来ずにリタイアとなってしまった。