ALL STAR in AUTOPOLIS
1999.11.27

NICOS CUP GT オールスター戦 '99予選レポート

ペンズ9位、ARTAゼクセル12位、ザナヴィARTAシルビアはクラス5位


Qualify Report

【予選】 天候:曇り、路面:ドライ

モータースポーツシーズン最後のビッグレース、恒例の「NICOS CUP GT オールスター戦」は、大分県のオートポリスで開催された。冬型の気圧配置によって、気温は2℃。予想外の冷たい風が吹き、時折小雪がちらつく中、公式予選は開始した。
モータースポーツシーズン最後のビッグレース、恒例の「NICOS CUP GT オールスター戦」は、大分県のオートポリスで開催された。冬型の気圧配置によって、気温は2℃。予想外の冷たい風が吹き、時折小雪がちらつく中、公式予選は開始した。

近年ビッグレースが開催されていなかったオートポリスは、F−1開催も可能な本格的レーシングコースである。900mのメインストレートでは充分な最高速が出せ、左右の中低速コーナー、長いS字コーナーではミスが許されない。また、テクニカルコースの上、高低差も激しくブレーキへの負荷が高く、空力セッティングもシビアだ。ただし、コース幅が狭いため、オーバーテイクポイントが少ないなど、難易度は屈指である。
また、左回りのコースは国内ではここだけ。シリーズ戦で、マシンと他のコンペティターの走りを熟知しているドライバーも、今回は勝手が違うはずだ。

公式予選では、ペンズオイル・ニスモGT−Rは本山がタイムアタックを担当。20分間設定されたGT500のタイムアタックタイムに1'45"036をマークし、9位のポジションを得た。

ARTAゼクセルスカイラインは、鈴木亜久里とミハエル・クルムが交互にステアリグを握り、セッション終盤に亜久里が出した1'45"692がベストラップとなり、12位。ザナヴイARTAシルビアは、井出有治か今季初めてタイムアタッカーとなり、GT300のトップから0.7秒差で5位の結果となった。


ニスモチーム岡総監督のコメント

    「ザナヴイARTAシルビアは昨日のプラクティスでスピンしてしまい、少しクルマを壊したのですが、完調しました。そんなこともあり、またシリーズ戦も終了しているので、前途有望な井出に初めてタイムアタックをさせてみました。いいドライバーに育ってきたと思います。その他は、いつもの予選と同じです。全て予定通りです。気温が低いので、タイヤが温まっていないときには慎重に行くべき、ということ以外は。明日の決勝も、いつも通りの展開で上位をねらいます。」


Qualify Result (Provisional)


[ GT500 ]

Po No Machine Driver Time
1 64 Mobile 1 NSX T.コロネル 光貞秀俊 1'43"235
2 16 Castrol 無限 NSX 中子修 道上龍 1'43"573
3 18 TAKATA童夢NSX 脇阪寿一 金石勝智 1'43"593
4 6 ESSO Tiger Supura 野田英樹 W.GARDNER 1'44"268
5 100 RAYBRIG NSX 高橋国光 飯田章 1'44"342
6 38 FK/マッシモセルモスープラ 竹内浩典 立川祐路 1'44"403
9 1 ペンズオイル・ニスモGTR E.COMAS 本山 哲 1'45"036
12 2 ARTAゼクセルスカイライン 鈴木亜久里 M.KRUMM 1'45"692

[ GT300 ]

PO(TTL) No Machine Driver Time
1(17) 19 ウェッズスポーツセリカ 織戸 学 原 貴彦 1'53"358
2(18) 77 クスコスバルインプレッサ 小林且雄 谷川達也 1'53"546
3(19) 7 RE雨宮マツモトキヨシRX7 松本晴彦 山野哲也 1'53"623
4(20) 25 モモコルセアペックスMR2 新田守男 高木真一 1'53"626
5(21) 15 ザナヴィARTAシルビア 土屋武士 井出有治 1'54"075
6(22) 81 ダイシン シルビア 福山英朗 大八木信行 1'54"102