in TI
1999.9.25

JGTC第6戦TI予選レポート

ペンズオイル・ニスモGT-R 8位、ARTAゼクセルスカイライン 13位、
ザナヴィARTAシルビアは今季3回目のPP!

Qualify Report

【予選】 天候:晴、路面:ドライ

前日に中国地方を直撃した台風18号が去り、25日のTIサーキットは、時に気温30℃を超す「真夏日」となった。

予選1回目は、不満足な結果であった富士戦の雪辱を晴らすべく、まずはARTAゼクセル・スカイラインのタイムアタックを担当する鈴木亜久里選手が気合満点でコースイン。早々に1'30"台のタイムを出して仕上がり精度の高さをアピールした。今回から全車ABSを投入したNSX勢、水冷キャリパーの大型化、ターボラグ解消システムの採用で戦闘力をあげたスープラ勢がその後次々に1'29"台を記録して徐々に順位を下げたが、序盤の亜久里選手の闘志みなぎるドライビングは印象的であった。ベストタイムは1'30"551。一方、フルハンディの80kgを積むPENNZOILニスモGT−Rはコマス選手が1'30"651。同様にフルウェイトを載せたザナヴィARTAシルビアは、GT300のトップポジションを早々とキープした。

午後3時からの予選2回目は、空全体に雲が広がり午前の予選より気温が安定したため、各チームとも再びタイムアタックに臨んだ。ARTAゼクセル・スカイラインは、鈴木亜久里選手が1'30"163のベストタイムを記録。直後にカーナンバー1のコマス選手は、1秒以上タイムアップの1'29"533を出して8番手をゲットした。また、GT300のザナヴィARTAシルビアは終始トップの座を譲らず今季3回目のポールポジションを獲得した。

ザナヴィARTAシルビアの土屋武士選手は、「もてぎの合同テストで細かいセッティングを徹底的に詰めたので、サスペンションジオメトリーは最適だと思う。やるべきことは全てやったので、決勝ではどうにか逃げ切り、勝ちに行きたい。」井出選手も「土屋さんがきっと2番手を引き離してくれるので、僕はそれをなんとか守りたい。」と述べた。

ニスモチーム岡総監督のコメント
「予選では#2がタイミングがあわず10番手以内を取れなかったが、公開練習ではGT500の2台は安定していた。ハンディの分だけ#2の方が速さは勝っている。コース特性から行っても決勝レースは、路面コンディションは荒れると予想しているので、その場合に安定度の高い2台のGT−Rは強い。コースが狭くオーバーテイクポイントが少ないので、GT500は抜きところをみつけるのがポイント。また、GT300は抜かれ方に気をつける必要がある。」

Qualify Result

[ GT500 ]

Po No Machine Driver Time
1 64 Mobil 1 NSX T.コロネル 光貞秀俊 1'28.203
2 100 RAYBRIG NSX 高橋国光 飯田章 1'28.613
3 18 TAKATA 童夢 NSX 脇阪寿一 金石勝智 1'28.649
4 16 Castrol 無限 NSX 中子修 道上龍 1'28.822
5 36 カストロール・トムス・スープラ 関谷正徳 黒澤琢弥 1'28.913
6 38 FK/マッシモ・セルモスープラ 竹内浩典 立川祐路 1'29.035
           
8 1 ペンズオイル・ニスモGTR E.コマス 本山 哲 1'29.533
13 2 ARTAゼクセルスカイライン 鈴木亜久里 M.クルム 1'30.012

[ GT300 ]

PO(TTL) No Machine Driver Time
1(18) 15 ザナヴィARTAシルビア 土屋武士 井出有治 1'35.381
2(19) 26 STPアドバンタイサンGT3R 松田秀士 D.シュワガー 1'35.547
3(20) 77 クスコスバルインプレッサ 小林且雄 谷川達也 1'35.574
4(21) 81 ダイシン シルビア 福山英朗 大八木信行 1'35.821
5(22) 7 RE雨宮マツモトキヨシRX7 松本晴彦 山野哲也 1'35.879
6(23) 25 モモコルセアペックスMR2 新田守男 高木真一 1'35.907