in SUGO
1999.5.30

ザナヴィARTAシルビア初優勝
ペンズオイル・ニスモGTR粘りの走りで6位入賞、
ARTAゼクセルスカイラインはアクシデントにより9位に


予選日、決勝日とも初夏を思わせるような好天に恵まれ、スポーツランド菅生はグランドスタンドも各コーナー席も大勢のGTレースファンが詰め掛けた。

次回、第4戦は7月10日(土)〜11日(日) MINEサーキット(山口県)で開催。


Race Report

【決勝】 (周回数 81周)路面コンディション:ドライ

14時00分、#6 ESSO Tiger Supraを先頭に37台のマシンが1周のフォーメーションラップの後、スタートした。

予選15位からスタートした#1ペンズオイル・ニスモGTRのコマス選手は好スタートを決め、オープニングラップでその順位を14位に上げ、さらに上位を狙う。

一方、#2 ARTAゼクセルスカイラインのクルム選手は序盤12位を走行。徐々に追い上げを開始する。

そして、他車のトラブルやクラッシュにより中盤には#1ペンズオイル・ニスモGTRは11位、#2 ARTAゼクセルスカイラインは9位にまで順位を上げ、いずれも前走車と激しい争いを展開する。

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#1ペンズオイルニスモGT-Rは42周目にピットイン。コマス選手から本山選手にドライバーチェンジ。ニスモチームのメカニックは約28秒という迅速なピットワークで本山選手をコースに送り出した。

一方、#2 ARTAゼクセルスカイラインは40周目にピットイン。クルム選手から亜久里選手にドライバーチェンジ、こちらも約31秒という迅速なピットワークで亜久里選手をコースに送り出した。。

レース終盤、#1ペンズオイル・ニスモGTRの本山選手は#12 カルソニックスカイライン、#64 NSXとテールツーノーズの7位争いを展開する。

また、#2 ARTAゼクセルスカイラインの亜久里選手は順位を5位にまで上げ、更なるポジションアップを目指し好走を続ける。しかし、64周目 トップを快走していた#6スープラが突然炎上。これによりコース上に撒かれたオイルの処理のため、その後72周目までセーフティカーが入る。

この間、不運にも#2 ARTAゼクセルスカイラインはにコース上に落ちていた他車の部品を踏み左前後のタイヤがパンクし緊急ピットイン。最終的に9位でフィニッシュとなった。そして、#1ペンズオイル・ニスモGTRはそのまま6位でフィニッシュとなった。

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Result

Po No Machine Driver Time
1 36 カストロール・トムス・スープラ 関谷正徳 黒澤琢弥 2:06'05.136
2 35 マツモトキヨシ・トムス・スープラ P-H.ラファネル 山路慎一 2:06'09.157
3 16 Castrol無限NSX 中子 修 道上 龍 2:06'09.386
4 64 Mobile 1 NSX T.コロネル 山西康司 2:06'09.771
5 12 カルソニック スカイライン 星野一義 影山正美 2:06'16.071
           
6 1 ペンズオイル・ニスモGT-R エリック・コマス 本山 哲 2:06'16.307
9 2 ARTAゼクセルスカイライン 鈴木亜久里 ミハエル・クルム 2:06'47.632
15
(1)
15 ザナヴィARTAシルビア 土屋武士 井出有治 2:06'50.042

−GT300クラス−

ポールポジションからスタートした土屋選手はオープニングラップをそのままの1位で通過。ペースを上げ後続をを引き離しにかかるが、予選2位の#25 MR2が後ろに続く。2台のタイム差は1秒以内。完全に後続を引き離し2台の激しいバトルとなった。しかし、レース中盤、#25が徐々に遅れだしザナヴィARTAシルビアは独走体制を築いた。ドライバーチェンジも無事に終え、トップを明け渡すことなく井出選手はコースへ復帰。レース終盤セーフティーカーが入るという波乱のレースであったが一度もトップを譲ることなく、ザナヴィARTAシルビアは初勝利をパーフェクトな形で飾った。

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予選レポート