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悪天候で波乱の開幕戦。ニスモチーム2位、5位に入賞 【決勝】 (周回数 51周)路面コンディション:ウェット 昨日に続き、今にも雨が降りそうな空模様の中、熱烈なGTレースファン39,000人が鈴鹿サーキットに詰め掛けた。ニスモチーム 3台のマシンは朝のウォーミングアップ走行で決勝レースを想定した最後のセッティングを進めた。ARTAゼクセルスカイラインは前日に発生したリヤタイヤのトラクション不足をサスペンション関係のセッティング変更で解消し、決勝のグリッドに付いた。 スタート直前に雨が降り始め、タイヤ選択、ピットインのタイミング 等、レースの作戦を立てるのが、大変難しいコンディションとなった。14時20分、#18 TAKATA 童夢 NSXを先頭に34台のマシンが1周のフォーメーションラップの後、スタートした。
予選2位からスタートした#1 ペンズオイルニスモGT−Rのコマス選手は好スタートを決め、2位で1コーナーへ。コマス選手はその後も#18 NSXにプレッシャーをかけ続けた。 レース序盤は、#18 NSXを先頭に#16 Castrol 無限 NSX、#1 ペンズオイルニスモGT-R、#12 カルソニックスカイラインがトップグループを形成。#2 ARTAゼクセルスカイラインは#37 カストロール・トムス・スープラとの激しい7位争いを繰り広げた。
降り続く雨の中、#39 スープラ、#100 NSX、#16 NSXが相次いでコースアウト。そして、トップを走っていた#18 NSXまでもがスピンし、遂に#1 ペンズオイルニスモGT−Rがトップに立つ。しかし、その直後、ヘアピンで#12 カルソニックスカイラインの星野選手にパスされてしまい再び2位に。星野選手はその後ハイペースで後続を引き離しにかかるもスプーンでコースアウト、その後はトラブルの為ペースダウンを余儀なくされた。
レース終盤、#1 ペンズオイルニスモGT−Rの本山選手は必死に追い上げを試みるも、2位でフィニッシュとなった。 今回、ニスモチームの2台のGT−Rは2位と5位となったが、悪コンディションの中、4人のドライバーが見せた高いパフォーマンスとマシンの信頼性からも、「チームの総合力」が問われるGT選手権において、今後が期待出来るレース内容となった。
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