第11戦の終了後の10分後の整備時間で車両のダメージの応急処置を施したプリメーラは、SEATCZC第12戦、ギアレースLEG2の4位のグリッドポジションについた。
レースはグリッド後方のトラブルによりスタートとなり、1周減算され11周のレースとして行われる事になった。
スタートでSUPHOTは4WDのアウディに抜かれポジションを5位に落としたがすぐにエクシブをパスし4位にあがった。
その後エクシブに抜き返され5位となり更にボルボにも抜かれ総合6位にポジションを落としたが、SUPHOTはSEATCZCトップの座を守りつづけた。5周目のリスボアベントでプリメーラは再びボルボを抜き更に2位を走行していたアウディがリタイヤした為再び4位となった。
しかし、その後オフィシャルより日産チームに対してLEG1終了後の車両整備に対して違反があったとの裁定が下され、SUPHOTは10秒間ピットストップのペナルティが課せられる事となった。
ピットからの無線によりSUPHOTは10周目にピットインし、SUPHOTは10秒間ピットストップの後コースに復帰した。
しかし、その間にトヨタとボルボに抜かれプリメーラはSEATCZC2位、ギアレースLEG2を6位でフィニッシュした。LEG1とLEG2の合計タイムで競われるギアレースにおいてSUPHOTは欧州、日本、オーストラリアからの強豪に混じって総合4位とベストアジアドライバーの栄冠を獲得した。
尚、今回の結果によりSUPHOTの’98年SEATCZCシリーズ2位が確定した。
ギアレースの模様はアジア地区で大々的にTV中継され、プリメーラの高性能をアピールすると共にSEATCZCのレベルの高さを証明する結果となった。