Guia Circuit in Macau
1998.11.24

プリメーラSEATCZC第11戦優勝
マカオギアレース総合4位入賞


開催日11月19−22日
開催サーキットマカオ
チームNISSAN ASIA TEAM AIM
車 両日産プリメーラ(P11)
出走台数13台(27台)

Result
    決勝ラウンド11結果

Pos

Cls

Driver

Car

Race Time

1 B Joachim WINKELHOCK BMW320i 30:37.706 
2 B Frank BIELA Audi A4 Quattro 30:41.578 
3 B Max ANGELELLI Toyota Exivs 30:48.898 
4 A SUPHOT KASIKAM Nissan Primera 31:22.872 

    決勝ラウンド12結果

Pos

Cls

Driver

Car

Race Time

1 B Joachim WINKELHOCK BMW320i 28:04.303 
2 B Frank BIELA Audi A4 Quattro 28:07.125 
3 B Max ANGELELLI Toyota Exivs 28:11.138 
6 A SUPHOT KASIKAM Nissan Primera 30:15.501 

    GUIA RACE最終結果

Pos

Cls

Driver

Car

Race Time

1 B Joachim WINKELHOCK BMW320i 58:42.009 
2 B Max ANGELELLI Toyota Exivs 59:00.036 
3 B Frank BIELA Audi A4 Quattro 59:30.874 
4 A SUPHOT KASIKAM Nissan Primera 1:01:38.373 

Race Report
【予選】

SEATCZCの最終戦はアジアで最も知名度が高いマカオGPのギアレースとの混走でマカオの市街地コースで開催された。

プリメーラのSUPHOTはマカオでのレース経験は1度だけであったが、限られたフリー走行時間の中でコースに慣れる事に専念し、着実にラップタイムを上げていった。30分間のフリー走行後すぐに行われた予選第1回目でSUPHOTは2分39秒969をマークしSEATCZCクラス3位、総合8位のポジションにつけた。翌日の第2回目の予選では、ラップタイムを約6秒更新してSEATCZCクラス2位、総合7位の好ポジションを獲得した。

予選の総合上位は欧州、日本、オーストラリアからの強豪で占められており、SEATCZCクラス予選1位はSUPHOTに約1秒の差をつけ、KWANが予選総合5位であった。

また、もう1台のプリメーラにのるVALENTEは予選15位であった。

【決勝 Rd.11】

素晴らしいスタートをきったSUPHOTは、予選6位のオペルをすぐにパスし、さらに2周目にはアウディを抜き去り、5位にポジションアップをあげた。

その後SUPHOTは、マカオの経験が少ないことを全く感じさせない素晴らしい走りを見せた。

10周目のリスボアベントで周回遅れの車両のスピンに巻き込まれ、車両の両サイドにダメージを負ったがそのまま走行を続け、総合4位、SEATCZCクラストップのKWANを追った。

11周目の終了時にはSUPHOTはKWANとの差を0.98秒差まで縮め、最終ラップでの逆転に期待がかかった。

そして12周目にKWANに突然エンジントラブルが発生し、SUPHOTはギアレースLEG1総合4位、SEATCZC第11戦優勝のチェッカーを受けた。

この優勝によりプリメーラはSEATCZC3戦連続優勝、今シーズン5勝目を飾った。

【決勝 Rd.12】

第11戦の終了後の10分後の整備時間で車両のダメージの応急処置を施したプリメーラは、SEATCZC第12戦、ギアレースLEG2の4位のグリッドポジションについた。

レースはグリッド後方のトラブルによりスタートとなり、1周減算され11周のレースとして行われる事になった。

スタートでSUPHOTは4WDのアウディに抜かれポジションを5位に落としたがすぐにエクシブをパスし4位にあがった。

その後エクシブに抜き返され5位となり更にボルボにも抜かれ総合6位にポジションを落としたが、SUPHOTはSEATCZCトップの座を守りつづけた。5周目のリスボアベントでプリメーラは再びボルボを抜き更に2位を走行していたアウディがリタイヤした為再び4位となった。

しかし、その後オフィシャルより日産チームに対してLEG1終了後の車両整備に対して違反があったとの裁定が下され、SUPHOTは10秒間ピットストップのペナルティが課せられる事となった。

ピットからの無線によりSUPHOTは10周目にピットインし、SUPHOTは10秒間ピットストップの後コースに復帰した。

しかし、その間にトヨタとボルボに抜かれプリメーラはSEATCZC2位、ギアレースLEG2を6位でフィニッシュした。LEG1とLEG2の合計タイムで競われるギアレースにおいてSUPHOTは欧州、日本、オーストラリアからの強豪に混じって総合4位とベストアジアドライバーの栄冠を獲得した。

尚、今回の結果によりSUPHOTの’98年SEATCZCシリーズ2位が確定した。

ギアレースの模様はアジア地区で大々的にTV中継され、プリメーラの高性能をアピールすると共にSEATCZCのレベルの高さを証明する結果となった。