再びポールポジションからスタートしたスポットはBMWとトヨタに先行を許したが、後方の車両のクラッシュにより赤旗中断となり、レースは再スタートすることになった。
2回目のスタートでもスポットはクァンに先行されたが、BMWのすぐ後ろにつけ、プレッシャーをかけた。4周目の第2ヘアピンでスポットはBMWをインから抜いたが、その先のストレートで再びクァンに並ばれた。
しかし、スポットは最終コーナーで再びこれをかわしてトップに立った。プリメーラは、残り2周でペースをアップしたクァンに差を縮められたが逃げ切り、第9戦に続いて2連勝を飾った。
なお、第10戦の結果により、'98年SEATCZCチャンピオンは、BMWのチャールズ・クァンに決定した。