スタート時から降っていた雨だったが、終盤にはスリックタイヤで走行が可能となった為、ピットタイミングとタイヤ選択が勝負の分かれ目となった。
#32がスタートから飛び出し#1日産アルティアDUNLOP GTR、#23プリンス東京フジツボGTRがそれを追う形となった。
#32は2回のピット作業を順調にこなし、結果的にタイヤ無交換で優勝を果たした。
#1は、2回目のピットインで浅溝タイヤを装着し、1分半あった差を16秒まで縮めるが、一歩届かず2位となった。
#23は、1回目のピットインでドライバー交代しなかったことで、合計3回ピットインしなければならず、3位にとどまった。
クラス4では、#87FALKEN★パルサーと予選2位の#77シビックがレインタイヤを選択したのに対し、#52 5ZIGENパルサーはカットスリックでスタートした。
その後雨は強まり#52 は3位まで順位を落とすが、2ピットストップとなる事を冷静に読み20ラップ目に早めのピットインでタイヤをレインに変更、他車が1ピットストップ+タイヤ無交換の作戦でレースを進める中、2度目のピットイン時にはカットスリックをチョイスし、他車を4秒/LAPづつ追い上げる快走を見せ、前戦に続き優勝を飾った。
#87と#77と相互にトップ争いを続けていたが、この戦いは#77のエンジンブローによりピリオドを打ち、後半#52にはかわされたものの、前戦に続く2位を獲得。シリーズポイントでも#77に1点差と迫り最終戦富士でシリーズ優勝を狙う。
尚、#71パルサーは、残念ながらリタイヤとなった。