in TI Circuit
1998.11.15

GTオールスター戦

 全日本GTシリーズが終了し、全21台が参加するGTオールスター戦が11月15日(日)にTIサーキットで行われた。

 当日は、予選、決勝を1日で行うことになっていたが、朝からの霧により、スケジュールが大幅に乱れた。しかし、GTレースの予選が始まる頃には天候も回復し、11月にもかかわらず暑い1日となった。

 予選は、トップ7に入れば再度その7台がタイムアタックするという通常のGTシリーズでは行われていない方式で実施されたが、かろうじて#23が7位に入り、その権利を獲得。しかし、結局決勝レースは7位スタートとなり、#2は12位からのスタートに決まった。

 オールスター戦ということで、様々なイベントが組み込まれていたが、やはり人気はピットウォーク。この日の来場者数が47,897人という人気ぶりを見ればわかるように、ピットウォークでもドライバーと写真を撮るのを楽しみに来ているファンが大勢ニスモチームにも集まった。

 国家吹奏、選手宣誓の後、「START YOUR ENGINE」がコールされ、フォーメーションラップがスタートした。しかし、スタート直後の1コーナーで#36と#18が接触し、両車共にリタイヤ。そして、6ラップ目には#2のオイルパンに穴が開き、オイル漏れを起こした後そのオイルに乗ってスピンし、リタイヤとなってしまった。

 その為、7〜10ラップまでセーフティカーが入り、11ラップ目に#23がトップに立った。しかし、26ラップ目に#23と#38が接触し、#23はステアリング関係のタイロッド部品が壊れスローダウン。修復のためかなりの時間を費やしたが、47ラップ目にコマスのドライブでコースに復帰した。チャンピオンドライバーとして多くのファンに応える素晴らしい走りを見せ、14位でフィニッシュした。

 1位#64Mobil NSX、2位はRaybig NSX。GT300クラスのザナヴィシルビアは、クラス3位となった。

予選総合結果

順位 ドライバー マシン タイム
1 山西康司/トム・コロネル Mobil NSX 1'27.439
2 中子修/道上龍 Castrol 無限 NSX 1'27.572
3 高橋国光/飯田章 RAYBRIG NSX 1'28.010
4 金石勝智/脇坂寿一 TAKATA童夢無限NSX 1'28.094
5 土屋圭市/谷川達也 デンソーサードスープラ 1'28.137
6 関谷正徳/ノルベルト・フォンタナ カストロール・トムススープラ 1'28.453
       
7 エリック・コマス/影山正美 ペンズオイルニスモGTR 1'28.977
12 鈴木亜久里/影山正彦 ZEXELスカイライン 1'30.293

決勝正式結果

順位 ドライバー マシン タイム
1 山西康司/トム・コロネル Mobil NSX 67周
2 高橋国光/飯田章 RAYBRIG NSX -4"550
3 土屋圭市/谷川達也 デンソーサードスープラ -15"361
4 長谷見昌弘/田中哲也 ユニシアジェックススカイライン -20"581
5 星野一義/黒澤琢弥 カルソニック・スカイライン -20"989
6 鈴木利男/ケルヴィン・バート カストロール・トムススープラ -21"892
       
12 近藤真彦/青木孝行 ザナヴィシルビア -4周
14 エリック・コマス/影山正美 ペンズオイルニスモGTR -19周