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1998.9.13

GT選手権第5戦

決勝レポート

シリーズ優勝を狙うニスモチームは、朝のフリー走行からピット作業のトレーニングを実施しラップタイムも2台のNSXに続く3番手のタイムを#23ペンズオイルニスモGTRが叩き出した。

しかし、決勝前のウォームアップでリアのハブにトラブルが生じた為、急遽交換がはじまり、グリッド整列まで殆ど時間が無い中、メカニックによる素晴らしい作業で、コースクローズ1分前に#23ペンズオイルニスモGTRをグリッドに送り出した。

今年のGT選手権では珍しい程の晴天に恵まれたこの第5戦(もてぎ)には、35,000人の観客が駆けつけ、予定通り63ラップ、300kmレースがスタートした。

予選11番手の#23ペンズオイルニスモGTRと14番手の#2ZEXELスカイラインは、1ラップ目に#23が9番手まであがったが、#2は#18のNSXに接触されコースアウト。6ラップ目にピットに戻り修復作業に入ったがトップより大きく遅れることとなった。レース中盤にむけ、#2,#23,#12のスカイラインによる激しい争いが続く中、27ラップ目、現在シリーズ第2位の#64NSXが#18のNSXと接触し2台共リタイアとなった。

32ラップ目、今度は#39スープラがクラッシュした為、6周に渡りセーフティーカーが入った。

38ラップ目に再スタートが切られてからもトップ争い中の各車はスピンやペナルティで順位が激しく入れ替わり、結局トップを一度も譲らなかった#16NSXが今期初優勝を飾り、2位にカルソニックスカイライン、3位にスープラ、そして4位に#23ペンズオイルニスモGTRが入り、ニスモチームは、シリーズ優勝に向け着実にポイントを獲得した。

#2ZEXELスカイラインもコースに復帰した後は素晴らしい走りを見せ、24位完走を果たした。

シリーズポイントは、1位がNISMO 51ポイント、2位にホシノレーシング 35ポイント/MOBIL1 NAKAJIMARACING 35ポイント、3位にTOYOTA Castrol TEAM TOM’Sが34ポイントと続いている。

Race Result

順位 ドライバー マシン タイム
1 中子修/道上龍 Castrol 無限 NSX 2:11'00.916
2 星野一義/黒澤琢弥 カルソニックスカイライン 2:11'02.306
3 関谷正徳/N・フォンタナ カストロールトムススープラ 2:11'10.076
4 エリック・コマス/影山正美 ペンズオイルニスモGTR 2:11'16.656
5 竹内浩典/野田英樹 FK/マッシモセルモスープラ 2:11'22.013
6 本山哲/土屋武士 ARTAスカイライン 2:11'32.464
       
24 鈴木亜久里/影山正彦 ZEXELスカイライン - 13LAP
25 近藤正彦/青木孝行 ザナヴィシルビア - 15LAP