380RS Aero Dynamics 実践とシミュレーションが生んだマイナスリフト。

SUPER GTから受け継いだダウンフォース。

380RSを特徴的に見せているフロントバンパー、サイドシルプロテクター、リヤバンパー、リヤスポイラーなどのエアロダイナミクスパーツ。これらはすべてSUPER GT参戦車両から得られた空力データをベースに'06十勝24時間レースへの実戦投入やスーパーコンピュータによるシミュレーションを活用し、優れたマイナスリフトを生み出す機能性を持たせている。通常、クルマは高速走行時に、車体を持ち上げようとする揚力(リフトフォース)が働く。フェアレディZは、この揚力を発生させないゼロリフトを実現しているが、380RSではそのエアロパーツが発生する強力な空気の力で、車体を路面に押し付けるマイナスリフトを実現している。その効果は、高速道路上のクルージングでも明快な安定性、直進性の向上によって体感することができる。さらに、スポーツドライビング時のコーナリングにおいても、タイヤのグリップやステアリング応答性の向上、さらにロールやピッチングといった、車体の挙動を安定させる効果までも生み出している。

機能性だけでなく、デザインも最高を目指した。

90mmロングノーズ化したフロントバンパーはマイナスリフトに貢献するだけでなく、フロントインテークからホイールハウスへと流れる形状は最新のSUPER GTカーの空力トレンドを取り入れている。フロントアンダースポイラーは空気を効果的にリヤディフューザーに取り込み、2段形状のリヤスポイラーとともにマイナスリフトを生み出す。前後タイヤ間の気流をコントロールし、スムーズに整流するサイドシルプロテクターは、フェアレディZ本来のデザインを活かしながらローフォルムを強調するデザインとした。空気を整流する効果も考慮した大径・オールステンレス製のマフラーなど、全身にレーシングフィールドの雰囲気を感じ取れるデザインと機能性を兼ね備えたフォルムである。

ロングノーズのフロントバンパー、大型リヤスポイラー、そしてディフューザー効果を持つリヤバンパーがマイナスリフト化を実現している。

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