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イベント

2018.12.02

3万人を超えるファンが集い、NISMO FESTIVALが開催
日産フォーミュラEマシンが初走行

NISMO FESTIVAL2018 レポート

12月2日 富士スピードウェイ

12月2日(日)、第21回NISMO FESTIVALが開催。あいにく雲が出て富士山が望める天候ではなかったものの、朝早くから31,500人の日産/NISMOファンが富士スピードウェイに集まった。ステージで行われたオープニングセレモニーでは、全出演監督、ドライバーが勢ぞろいし、松田次生、田中利和総監督のあいさつで、FESTIVALが幕を開けた。

今回のイベントに先立ち、11月30日(金)に日産のフォーミュラE参戦体制が発表されたが、NISMO FESTIVALではさっそく日産フォーミュラEマシンが、日本で初めて走行する姿を披露した。今シーズン日産e.damsチームのリザーブドライバーを務める高星明誠がステアリングを握り、同じく11月30日に発表された新型のリーフNISMO RC、そしてリーフNISMOと合わせて5台がコース上に登場すると、ニッサンインテリジェントモビリティを体現する新たなモータースポーツの世界に注目が集まった。高星は「皆さんの前でフォーミュラEのマシンを披露できてうれしいです。レギュラードライバーの2人をサポートしていけるよう頑張ります」とコメント。会場にはレギュラードライバーとして発表されたオリバー・ローランドも登場した。

今年は日産のグローバルモータースポーツ活動開始から60周年となることから、「NISSAN Racing DNA」では、1958年にオーストラリア1周ラリーに参戦したダットサン1000セダン 富士号や、1970年代、80年代にサファリラリーに参戦したダットサン240Zやバイオレットなど、日産モータースポーツ活動の歴史に残るマシンが登場。今シーズンのSUPER GT参戦車両と共にデモランを行い、ヒストリックカーエキシビションレースと合わせて、懐かしいマシンたちの走行に、コースサイドの観客は大いに盛り上がった。

また、セレナNISMOとリーフNISMOを筆頭に、150台を超えるNISMOロードカーが、今年もパレードランを実施。パレードラン参加者専用の駐車エリアでは、オーナー同士が愛車自慢の花を咲かせていた。スタンドエリアでは日産の最新モデルの車両を展示。自動運転プロパイロットパーキングの同乗体験も行われ、来場者がニッサンインテリジェントモビリティの世界に触れた。昨年人気を集めたキッズ体験コンテンツは、グリッドキッズ体験が復活。さらにキッズ限定のスタンプラリーも行われ、多くの家族連れがコースイベントだけでなくステージイベント、ショッピングなど様々にNISMO FESTIVALを楽しんでいた。

フィナーレではフォーミュラEマシンまで揃い、過去、現在、未来のモータースポーツが集結。スーパー耐久シリーズでST-XクラスのチャンピオンとなったGTNETモータースポーツのドライバーに花束が贈呈された。さらに、来シーズンのニュルブルクリンク24時間レースに参戦を発表したKONDO Racingの近藤真彦監督が、シェイクダウンしたばかりのNISSAN GT-R NISMO GT3をドライブして登場。新しい挑戦への抱負を語った。

フィナーレの最後に、「SUPER GTでは、来シーズンこそは雪辱を果たしていきたいと思っています。こういう苦しい時には、ファンの皆さんの期待と熱い応援が何よりも大きな力になりますので、引き続き、たくさんの応援をお願いいたします。また2週間後にはフォーミュラEが開幕しますが、セバスチャン・ブエミ、オリバー・ローランド、高星明誠、そしてシミュレータードライバーのヤン・マーデンボローの4人と、日産とニスモの知恵と技術を結集し、総合力で挑戦していきます。モータースポーツ活動に全力で取り組むことに加え、ニスモブランドの魅力をより高めていくことにも力を注ぎ、日産ブランドをより元気のあるものにしてまいりたいと思います」と片桐社長があいさつし、2018年のNISMO FESTIVALが幕を閉じた。

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