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モータースポーツ

2016.01.19

日産、バサースト12時間レースのドライバーラインナップを決定

  • 千代勝正とGTアカデミー出身のフローリアン・ストラウスが昨年に続く2連勝に挑む
  • オーストラリアV8スーパーカーシリーズの元チャンピオン、リック・ケリーが新たに加入
  • ニスモアスリートグローバルチームが、1991~1992年の「バサースト1000」連覇の再現を目指す
左:2015年バサースト12時間レース優勝車両(#35) 右:2016年同レース出場車両(#1)

2016年1月19日 メルボルン (オーストラリア)

オーストラリア日産は、2月5日から7日にオーストラリアで開催されるバサースト12時間レースのドライバーラインナップを発表しました。元オーストラリアV8スーパーカーシリーズチャンピオン、リック・ケリーが加入し、昨年の優勝ドライバーである千代勝正、フローリアン・ストラウスと共にカーナンバー1のNissan GT-R NISMO GT3のステアリングを握ります。ニスモアスリートグローバルチームは、1991~1992年の「バサースト1000」レースにおける2連勝の再現を目指して、マウントパノラマサーキットでの一戦に臨みます。

2014年にも同レースに出場したケリーにとっては、2度目のバサースト12時間挑戦となります。千代は昨年、残り2周でトップに立つ劇的な勝利を挙げ、さらに欧州のブランパン耐久シリーズの「プロクラス」チャンピオンおよびSUPER GTのGT300クラスでチームチャンピオンを獲得するなど、今や最も速いGTカードライバーに成長しました。ストラウスは実戦経験わずか1年半で初のバサーストに臨んだにも関わらず光る走りを見せ、チームの優勝に貢献しました。レンタカー会社勤務時代の2013年に日産プレイステーションGTアカデミーを勝ち抜き、ゲーマーからプロのレーシングドライバーに転身したユニークな経歴をもちます。

■千代勝正のコメント

「昨年のバサースト12時間での優勝は、僕のキャリアの中で最も大きな勝利でした。最後までとても厳しい戦いだったので、トップでゴールできた時は感無量の思いでした。さらに、過酷な競争を戦い抜いた事は大きな自信にもつながりました。今年もバサーストに出場できることになり、とても嬉しく思います。ますます厳しい戦いになると思いますが、今年はさらに強いマシンで走ります。リック、フローリアンと組むのも楽しみです。リックはサーキットを良く知っているし、2014年の経験もあるのでマシンにはすぐに慣れるでしょう。フローリアンとは去年のレースでたくさんの良い思い出を共有しました。一年間経験を積んで、さらに強いドライバーに成長していると思います。バサースト12時間は世界で最も大きなGTカーレースの一つです。日産とニスモのために、1991年と1992年の様にGT-Rによる連勝を果たしたいと思います」

■オーストラリア日産社長、リチャード・エメリーのコメント

「我々は、バサースト12時間のタイトル防衛に向けて強力な布陣で臨みます。2015年シーズンを通して素晴らしい結果を残した千代さん、昨年の勝利でGTアカデミーの成果を実証したフローリアンのチームメイトとして、リックに2度目のチャンスを与える事ができたのも嬉しく思います。 今年は非常にレベルの高い競争になるでしょう。しかし、この重要なレースに、オートストラリア日産およびニスモは総力を挙げて臨みます。日本のニスモ本社から3年連続で出場するニスモアスリートグローバルチームを、オーストラリアのV8スーパーカーレースチームとイギリスのニッサンGTアカデミー・チームRJNがサポートし万全の体制を整える予定です」

■ニスモアスリートグローバルチーム監督・ニスモCVP、田中利和のコメント

「2015年は、バサーストでの勝利を皮切りに、4大陸での優勝とブランパン耐久シリーズおよびSUPER GT GT300クラスでのチャンピオン獲得という、GT-Rにとって素晴らしい年でした。今回のバサースト12時間には我々ニスモが製作した2015年仕様Nissan GT-R NISMO GT3の新車を投入します。2連勝は簡単なことではありませんが、オーストラリア日産と共に今年も優勝を狙います」