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2014.12.01
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35,000人のファンがチャンピオン獲得に沸く
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● 17回目を迎える日産・ニスモファン感謝イベント、NISMO FESTIVALに35,000人のファンが集結。 ● ニスモ創立30周年を記念した参加型のイベント、歴代レーシングドライバー、レーシングカーエキシビジョンレース、限定グッズにファンの興奮は頂点に。 ● より多くのお客様へニスモの魅力を。ノートNISMO、ジュークNISMO RSが加わったMISMOロードカー5車種が勢ぞろい。ニスモブランドの戦略領域のひとつである先進ITを活用したReal-to-Virtualを体現するNissanConnect NISMO Plusをステージで披露。 ● シリーズチャンピオンに輝いた#23 MOTUL AUTECH GT-Rの松田次生、ロニー・クインタレッリ両ドライバーが次シーズンのチャンピオンナンバー「1」を披露。 ● フィナーレでは宮谷正一ニスモCEOがGT500クラスのシリーズ優勝、NISMOロードカーのグローバル累計販売20,000台達成を報告。大観衆のファンへの感謝と来シーズンのレースの活躍を誓う。レーシングドライバー全員からファンへ感謝の気持ちとプレゼントを届け、NISMO FESTIVALは閉幕。 -
11月30日 富士スピードウェイ (静岡県)
11月30日、NISMO FESTIVALが富士スピードウェイにおいて開催され、早朝から35,000人のファンが詰めかけました。このイベントは1997年からニスモスタッフが自分たちの手で企画運営して育てて来たファン感謝イベントで、今年で17回目を迎えました。今回はモータースポーツコンテンツに加えて、より幅広い層のお客様に楽しんでいただけるようNISMOロードカー全5車種の展示やNissanConnect NISMO Plusなどの紹介などが盛り込まれ、来場したお客様にNISMOブランドを広くアピールすることができました。
今年で創立30周年を迎えたニスモの歴史と栄光を織り込んだイベントは、朝から天候にも恵まれ比較的暖かな日和となりました。オープニングセレモニーは8時30分から、参加ドライバーと監督全員がグランドスタンド裏のステージに登壇しスタート。今年のSUPER GTドライバー部門、チーム部門のダブルタイトルを獲得したNISMOの松田次生、ロニー・クインタレッリ、鈴木豊監督が登場すると拍手がひときわ大きくなりました。
9時になるとRACING EVENT AREAでは「NISMO CARS PARADE RUN」がスタート。NISMO 400RやNISMO R34 GT-R Z-tuneはもちろん、ジュークNISMOやNISSAN GT-R NISMOなどニスモがモータースポーツやパフォーマンスパーツ開発で培って来た技術を注ぎ込み「NISMO」の名前を冠したNISMOグレード車など、100台近い車両がオーナーのドライブでパレードしました。そして9時30分にはレーシングカーのエキゾーストノートが響き渡り「NISMO 30thヒストリックカーデモラン」が始まりました。同時にレーシングカー同乗走行、サーキットサファリ、サーキットタクシーも実施されイベントムードが一気に高まりました。
その後、サーキット専用車両であるNISSAN GT-R Club Track editionによる「NISSAN GT-R Prestige Cup Rd.5 エキシビションレース」、Z33/34フェアレディZによる「Z-challengeエキシビションレース」、ハコスカやサニーなどによる「NISSANヒストリックカーエキシビションレース」が次々に開催され熱いバトルを展開。さらにマーチNISMO、ノートNISMOなどのNISMOロードカーを使用して絶妙なマシンコントロールを魅せた「TEAM ORANGE presents ニスモシンクロパフォーマンスショー」が行われ、サプライズとしてNISSAN GT-RとフェアレディZによるドリフトパフォーマンスも披露されました。
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いっぽうSTAND EVENT AREAで行われた「NISSAN NISMO Real to Virtualトークショー」では、ニスモ グローバルヘッドオブブランド・マーケティング&セールス ダイレクターであるダレン・コックスとルーカス・オルドネスが登場。途中からニスモ 取締役 兼専務執行役員 金子晃も加わり「NissanConnect NISMO Plus」を解説しました。これは実際のサーキット走行データを「プレイステーション3」専用ソフトウェア「グランツーリスモ6」で再現することが可能なサービスと、スマートフォン上で様々な車両情報の記録、再現が可能なアプリケーションのサービスです。この他、最新の日産車を展示した「NISSANタッチ&ライド」、エンジン分解デモンストレーションを実施した「大森ファクトリーワールド」などにはコアファンはもちろん、多くの家族連れの姿も見られました。また今年も国内のメディアに加え、海外からも多くの取材陣がこのビッグイベントに訪れました。
RACING EVENT AREAでは、2015年ルマン24時間レースと世界耐久選手権へのLMP1車両での参戦を記念し、これまでのルマン参戦の歴史を振り返る「Road to Le Mans 2015」を実施。R91CP、R390 GT1、R391の3台がパレード走行をした後、コース上でトークショーを行いました。
そしていよいよ「CRAFT SPORTS presents NISMO GP 2014」がスタート。GT500クラス、GT300/S耐ST-X用のGT3クラス、ST-3クラスのZらが、随所でバトルを繰り広げました。ドライバー交代とタイヤ交換が義務づけられたGT500クラスでは、カルソニック IMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が優勝し、メカニックのピット作業タイムを競うピットワーク競争ではMOLAが優勝。GT3クラスではB-MAX NDDP GT-R(星野一樹)、ST-3クラスでは岡部自動車メーカーズZ34(小松一臣)が優勝を遂げました。
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陽が傾きかけた頃、最後のイベント「NISMO 30th記念セレモニー&フィナーレ」が始まりました。参加したドライバー、監督、レースクイーン、NISMOスタッフがコース上に整列し、今年チャンピオンを獲得した「GTNET ADVAN NISSAN GT-R」(S耐ST-Xクラス81号車)、「asset ings Z34」(S耐ST-3クラス35号車)、「MOTUL AUTECH GT-R」(SUPER GT GT500クラス23号車)のドライバーや監督に花束を贈呈し祝いました。そして23号車の松田次生とロニー・クインタレッリが「MOTUL AUTECH GT-R」のゼッケン「23」を剥がすと、そこには誇らしげな「1」というナンバーが現れました。
フィナーレでは宮谷CEOが笑顔で登場。「ニスモ30周年の今年、GT500クラスのチャンピオンを獲ることが出来ました。皆さんの応援に感謝します。S耐も記念の年に花を添えてくれました。一方でロードカーは、昨年発売したジュークNISMOから、フェアレディZ NISMO、NISSAN GT-R NISMO、マーチNISMO、ノートNISMOの5車種でNISMOグレードを展開し、10月にはグローバル販売で累計2万台を達成しました」と挨拶しました。
「LMP1(マシンの発表)はもう少し待ってください。NISSAN GT-R NISMO GT3も戦闘力を強化するので来年はGT300クラスでもチャンピオンを獲得したいし、海外での活躍にも期待をしてください。また来年も応援をよろしくお願いします」と締めくくりました。イベントの最後はドライバー全員が感謝の気持ちを込めてプレゼントをスタンドに投げ入れ、おのおの手を振りながら来年の活躍を誓い、今年のNISMO FESTIVALは終了しました。