雨のSUGOにヘビー級のGT-Rは苦戦
巻き返しは明日の朝から
第5戦SUGOラウンドの練習走行は、朝から曇り。今回は#23 GT-R1が1,255kg(車重1,200kgで55kg分のリストリクター調整)、セパンで2位になった#22 GT-Rが1,220kg(車重1,200kgで20kg分のリストリクター調整)、セパン優勝の#24 GT-Rが1,230kg(車重1,200kgで30kg分のリストリクター調整)と、この3台は車両が重く、アップダウンの多いSUGOでは苦戦が予想された。また#3 GT-Rと#12GT-Rは1,180kgとGT-R勢の中では比較的軽いが、SC430やNSXに比べるとやはりウェイトが重い状態だ。

朝のGTA占有走行が始まる9時45分時点は、気温22℃とやや肌寒く一部霧も出ている状態だった。しかし走行開始から間もなく弱い雨が降り始め、それは降ったり止んだりを繰り返した。走行枠終盤には雨は上がり、コースはセミウェット状態に。このタイミングで#12 GT-Rのセバスチャン・フィリップが1分26秒197で3位につけた。しかし#24 GT-Rは10位、#22 GT-Rは11位、#3 GT-Rは12位、#23 GT-Rは15位と思うようなラップタイムを刻むことができなかった。

午後のセッションは14時20分に開始となった。気温も24℃と大きく変化はない。その直前まで止んでいた雨が再び降り出しコースは完全ウェットコンディション。その後は天候が回復することはなく、各車はウェットでのセッティングを煮詰める作業に追われた。しかしこのセッションでもGT-Rのラップタイムは上がることなく、#22 GT-Rが10位でGT-R勢の中でトップタイム(1分28秒115)。そして#12 GT-Rが11位、#3 GT-Rが12位、#23 GT-Rが13位、#24 GT-Rが15位。雨粒も大きくなった16時5分でセッションは終了となった。

この日の総合結果は、#12 GT-Rが4位、#24 GT-Rが12位、#22 GT-Rが13位、#3 GT-Rが14位、#23 GT-Rが15位。GT300では#81 Zが7位、#46 Zが8位とスーパーラップ進出が狙える位置につけている。

飯嶋義隆監督
「22号車も23号車も正直言ってウェイトとリストリクター調整が効いて、特に上り坂の多いSUGOでは厳しいです。しかしクルマのコンディションは良く、セットアップも厳しい状況のなか良くなっています。SUGOでは荒れるレース展開が多いので、安定したレースができるようにしたいと思っていますし、予選はひとつでもふたつでも上位に入れるよう頑張りますので、応援をよろしくお願いします!」
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