Vol.11  2012.11.19

土曜日は朝から雨でした。そしてGT500の第1レースが始まる頃は、いつもとは違うスタンディングスタートで始まるのか、もしくはセーフティーカースタートで始まるのか、分からないくらいの雨量がありました。しかし予定通りレースはスタンディングスタートで始まりました。その難しいスタートをマイケルはとてもうまく決め、一気に8番グリッドから4位まで順位を上げたように見えましたが、1コーナーを曲がりきったところで5位という好位置につけました。雨量はその後も増え続け、スピンをしてしまうマシンやペナルティを課されるマシンなどが出る中、マイケルは4位まで順位を上げ、マシンをコントロールするだけでも充分集中力とテクニックが必要な中、前を走る6号車の背後につきオーバーテイクするチャンスをうかがっていました。そして10周目に6号車に並びかけた瞬間、セーフティーカーが入り、そのままレース終了となりました。

マイケルとしては、もう少しレースを続けることが出来れば、6号車をオーバーテイクできるチャンスがあったのではないかという思いと、表彰台を目前にして今年最後のレースを終えなくてはいけなかった思いで、とても悔しそうでした。