Vol.9  2011.10.17

正直、GT-Rが今まで不得意とするもてぎで勝つことは難しいのではないのかな、と弱気になっていた部分は当初あったのですが、「本山さんがそう言うなら大丈夫かな」って思えました。なので、5位というポジションであればNISMOの力を出し切れば絶対にまたトップに立てると信じていました。

日曜日の朝も雨。結局ドライで走れたのは、レース前の13分間のウォームアップのみでした。そのときのマシンの状態はとても良く、ベンちゃんは「マシンはパーフェクト!」と言っていました。吉田さんもレース前のミーティングで「ドライで走ることができなくて、レースでぶっつけ本番にはなったけど、そういうときこそチーム力が出るから、頑張りましょう!」と言っていました。

そして、レースは思い描いたとおりのものとなりました。ベンちゃんはスタート後1コーナーで32号車を軽々オーバーテイクし、それから10周位はペースをあげるのに苦労はしたようですが、ペースがよくなってからは、トップを走る46号車との差を14秒程度まで縮め、そのペースを保ちながらも、39号車をオーバーテイクするためにプッシュし続けました。