Vol.5  2011.8.2

そして、決勝。予選の失敗を踏まえ、何としてでも前にいくぞ!という気持ちで挑みました。しかし、予選日からの悪い流れを止めることが出来ませんでした。作戦としては、出来るだけベンちゃんで引っ張る予定ではありましたが、今回はタイヤが厳しそうだったので、ピットインのタイミングは早まる可能性は見えていました。本山さんも「今回はベンちゃん、すぐにピットインしてくる気がする」と言っていて、自分の隣にヘルメットなどを用意し、いつでもスタンバイできるような状態でレースを見ていました。

ベンちゃんは無線で「タイヤが厳しい、20周はマネージメントできるけど、早めにピットインさせて」と言っていました。しかし、ベンちゃんには我慢してもらい、34周まで引っ張ってもらいました。最後の方はだいぶタイムも落ちていたので、かなり厳しかったようです。

そして、本山さんにチェンジ。しかしそこで不運が起こりました。まず、ピット作業をミスしてしまい、タイムをロスしてしまいました。その上、ピットロード上でGT300車両が突然停止し、本山さんの行く手を阻む形となりました。ミスとその不運でトータル10秒くらいはロスしてしまったと思います。