サーキット特性に合わせた空力パーツ
今年も各サーキットの特性に合わせて空力パーツにさまざまな改良が加えられている。実質的な開幕戦となった第2戦・富士では、約1.5kmにも及ぶホームストレートの最高速を上げるために、低ドラッグのエアロパーツを使用。前後バンパー、リアウィング共に昨年の富士用が投入された。
第2ラウンドの第1戦・岡山では、フロントグリルの形状が逆台形から台形に変更された。ただしこれは市販車の意匠変更に合わせたもの。
第3戦・セパンではダウンフォースを増やすためにフロントフェンダー上部にフィンを追加した。このフィンはその後、富士ラウンドも含み最終戦まで全戦装着されている。
第4戦・SUGOでは、テクニカルなサーキットが続くこともあり、フロントフェンダーとアンダーパネルに変更を加えた。ヘッドライト上部がコブのように膨らんだフロントフェンダーによりダウンフォースが増え、この直前に行われたボディの軽量化およびウェイトの最適化と合わせ、ハンドリング性能が大幅に向上することとなった。
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